RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

幻想耽美/Female times@Bunkamura Gallery/Box Gallery 2015年6月21日(日)

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「現在進行形のジャパニーズエロチシズム」との副題が付いた前者は
何時もながらの人気案件。
入場者も女子の方が多く、常とは異なる華やかさにも満ちている。

一方、その鑑賞の仕方はと言えば、
お気に入りの人形の前に座り込んで身動ぎもせず、とか
絵画の前に長時間佇み、食い入る様に眼差しを向け、とか
一種、異様な雰囲気を醸してはいる。

ちょっと意味は違うけど、イマイマ旬の
金子國義』も作品が複数点で、これは珍しいコト。

珍しいと言えば『山本タカト』の作品も
小品ながら五十万円近いプライスが付き
並んでいるのも御同様。

空山基』の描写は、かなり危ないことになっており、
それでも妙齢の女性達は楽しそうに指さし鑑賞している。

ま、何れもが、この類の展示内容の時には
よく見られる光景ではある。


で、自分の迂闊さと、事前確認の抜かりを痛感させられてのは
後者の展示

ギャラリーの大きな窓ガラス越に
気になる配色の作品がちら見えする。

「時代を映す女性美術家4名の競演」との副題があり、
その中に『榊貴美』がクレジットされ、
六点ほどが並んでいる。

大きさといい、モチーフといい、プライスといい、
最早自分の手が届く範囲ではないので、
機会を見つけては鑑賞するのが楽しみだけど、
今回のこれは全くのノーマーク。

良かった~、気が付いて。
あうやく素通りするところだった。
これを天佑と言うのだろう。


会期は何れも~6月28日(日)まで。