封切り八日目。
席数345の【シアター6】の入りは八割ほど。
客層は
原作の連載誌のせいだろうか、
小学生くらいの子供が
父親・母親に連れられて来ているのを
高頻度で見かける。
原作の連載誌のせいだろうか、
小学生くらいの子供が
父親・母親に連れられて来ているのを
高頻度で見かける。
実際、
座りっぱなしで作画を続け何日も徹夜し、
自身の肉体を極限まで酷使するさま、
またはアンケートの順位に一喜一憂する様子は
ボクシングの世界を見ているような迫力さえある。
座りっぱなしで作画を続け何日も徹夜し、
自身の肉体を極限まで酷使するさま、
またはアンケートの順位に一喜一憂する様子は
ボクシングの世界を見ているような迫力さえある。
ただ、
高校生漫画家対決とした
CGを使った丁々発止のシーンは、
確かにアイディアではあるけれど
象徴的に見せるための余禄程度に楽しんでおいた方が良いだろう。
高校生漫画家対決とした
CGを使った丁々発止のシーンは、
確かにアイディアではあるけれど
象徴的に見せるための余禄程度に楽しんでおいた方が良いだろう。
上位者は原稿料も上がり、コミックも出版され
はてはアニメ化・映画化と莫大な富が転がり込んで来ること、
一方、下位者は、あっさりと連載打ち切りとなる
非情な世界であることも同様だ。
はてはアニメ化・映画化と莫大な富が転がり込んで来ること、
一方、下位者は、あっさりと連載打ち切りとなる
非情な世界であることも同様だ。
劇中では、それら業界の裏側を先ずは手札として並べ、
実在の作品名や作者名を随時登場させることでリアル感を出し、
カリカチュアライズした、編集部や編集者を提示することで
ある時は虚構を、またある時は現実を
硬軟自在に使い分け、面白さを出している。
実在の作品名や作者名を随時登場させることでリアル感を出し、
カリカチュアライズした、編集部や編集者を提示することで
ある時は虚構を、またある時は現実を
硬軟自在に使い分け、面白さを出している。
しかも、漫画ができるまで、
または新人の漫画家がデビューし認められるまでを
時系列に沿ってちゃんと理解できてしまうという
オマケまで付くんだから。
または新人の漫画家がデビューし認められるまでを
時系列に沿ってちゃんと理解できてしまうという
オマケまで付くんだから。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆★。
エンドロールもCGを使いこなせる現在ならではの
嬉しい工夫。
同時に、ああ、この漫画の引用なのねと、
黄ばんだ背表紙ともども懐かしさが漂う。
嬉しい工夫。
同時に、ああ、この漫画の引用なのねと、
黄ばんだ背表紙ともども懐かしさが漂う。
でも、キャスト・スタッフをちゃんと確認したい
人間にとっては、若干不満があるけれど。
人間にとっては、若干不満があるけれど。