会期最初の週末ということで
混雑を覚悟したのだが
朝早い時間のためか
まださほどの入りにはなっておらず。
入り口脇のカウンターで入場券を受け取ると
「2階→3階→地階の順で回ることをお勧めします」との
珍しい声掛け。
エレベーターの入り口前にも
その旨の案内が丁寧にも置いてある。
今回展のタイトルは
”月へ行く30 の方法”。
直近の「SLIM」の
月面へのピンポイント着陸と同期してのものかと思ったら、
まるっきりそんなことは無く。
宇宙を感じさせる展示は過少。
逆に多いのは家族の関係性や
人々の日常を感じさせる地に足が着いたもの。
例えば【3階】展示の
『金仁淑』による〔House to Home〕はその最たるもの。
これは「TOKAS本郷」でも二年前に観ている。
また【地下一階】の
『フェンバーガーハウス/ロジャー・マクドナルド』による
〔Dome Temple installation in the Dome〕は
宗教やオカルトが後根している。
勿論、その中には「アストラル界」や
それに連なる宇宙的な思想も(笑)。
では肝心の「月へ行く方法」はといえば、
これは【地下一階】に展示されている『土屋信子』による
インスタレーションのタイトルから取ったと言う。
では、彼女の作品はといえば
これはガラクタ?と思えるような材料から作成された彫刻にも見えるオブジェの数々。
それが「ホワイトルーム」に置かれている様は
何時か観た映画の1シーンのよう。
会期は~2月18日(日)まで。