RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

インスタレーション

三澤遥 個展@クリエイションギャラリーG8 2023年7月15日(土)

当該ギャラリーが閉館することを今更ながらに認識する。 なので、通常展としては今回が最後となる模様。 八月以降は「特別展」の仕立てなので、さて何回行けることやら。 で、標題展は「第25回亀倉雄策賞受賞記念」。タイトルは”Just by | だけ しか たった”…

都美セレクション グループ展 2023@東京都美術館 2023年6月18日(日)

【ギャラリーA・B・C】の全てが無料の展覧会。 【ギャラリーA】グループ名:浮遊する作家たち 【ギャラリーB】グループ名:自己と他舎 【ギャラリーC】グループ名:糸会 中では「自己と他舎」の作品がまずまずユニーク。 メンバーの各人が同じ日の同じ時刻に…

Once Upon Now 1873-2023@東京藝術大学美術館 陳列館 2023年6月11日(日)

既に終了した展覧会。 訪問したのは最終日。 雨とのこともあり、会場内に他の来場者の姿は見えず。 加えて【2階】だけしか開かれていないのも珍しい。 タイトルの1873年は「ウィーン万国博覧会」が開催された年。2023年は現代。 日本が欧州(の博覧会)に一…

TOKAS-Emerging 2023@トーキョーアーツアンドスペース本郷 2023年6月11日(日)

第2期の会期は~6月18日(日)まで。 出展は『ちぇんしげ/大東忍/岡本大河』の三名。 『大東忍』の〔風景を踏みならす〕は秋田県の各地で盆踊りやミュージカルを踊り、その記録を地図に、様子を木炭画に残したもの。 相撲の「四股」は地中の邪気を祓い大地を…

みょうじなまえ「バベルとユートピア」@スパイラルガーデン 2023年5月21日(日)

何とも面妖なタイトルも実体は”SICF23 EXHIBITION部門 グランプリアーティスト展”。 ”SICF23 EXHIBITION部門 受賞者展”も同時に開催されており、計十名の作品が並ぶ。 これがどうにもたのしい。バリエーションの豊富さと、何れもが着想の斬新さで観ていて飽…

西島雄志「瑞祥zui-shou―時の連なり―」@ポーラ ミュージアム アネックス 2023年5月6日(土)

渦状に巻いた銅線を継ぎ合わせて立体を作る。一つの作品に、いったいどれほどのパーツが使われているのか。 入口付近には、そうして造られた〔八咫烏〕が鎮座。「神武東征」時に案内役を果たしたとも言われているから、タイトルにあるとおり吉祥には違いない…

TOKAS-Emerging 2023@トーキョーアーツアンドスペース本郷 2023年5月3日(水)

会期は二つに分かれ第1期は~5月7日(日)まで。 それもあってか、自分の滞在中に他にも四人の入場者の姿を見かける。 イベントが予定されているわけでもないのに珍しいこともあるもの。 出展は『室井悠輔、井上瑞貴、宇佐美奈緒』の四名。 『宇佐美奈緒』の…

佐藤壮馬展@資生堂ギャラリー 2023年4月23日(日)

”第16回 shiseido art egg”の第三弾、 一つのテーマで、ギャラリー全体の空間をある種の「場」に変換させる異色の試み。 発端は一昨年の大雨で、岐阜県の神明神社に在る大杉が倒れたこと。相当の樹齢を誇る件の杉は所謂御神木。地域の名物でもあった。 それ…

趙文欣展「Did you see the cat ?」@ガーディアン・ガーデン 2023年4月8日(土)

”第25回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞者個展”とは言え、展示されているのは壁に投影される複数の映像と、やはり壁に取り付けられた幾つかの小さなオブジェ様の物体。 本展のテーマは「ひとり空間」とのことで内容は何れもそれを確かに感じさせるもの…

さばかれえぬ私へ@東京都現代美術館 2023年4月2日(日)

”Tokyo Contemporary Art Award 2021-2023 受賞記念展” 昨年も同時期に、やはり二名の受賞者の作品を観に行きやや複雑な心境になった。勿論「ああ。いいなぁ」との想いを抱きつつも。 その根っこの部分は同様も、今回は更に、寂莫とした感情が押し寄せる。 …

Glitches in Love: A New Formula/ 愛のグリッチ:新しい公式@東京藝術大学美術館 陳列館 2023年3月26日(日)

【1・2階】を利用し~4月9日(日)まで開催。 キュレーション専攻の学生が主体となり世界各国の十二組のアーティスト作品を展示。キュレーターとしては七人の氏名が連なっている。 Glitches=不具合とのことらしい。 とは言え、個人的にそれをストレートに…

YU SORA展@資生堂ギャラリー 2023年3月19日(日)

”第16回 shiseido art egg”の第二弾。 会場へと続く階段を降り普段と異なる様子に戸惑ってしまう。 明るい、無茶苦茶明るい! 当該スペースがここまで煌々と照明されていたことは嘗て有っただろうか?(いやない)。 こうして見ると、ホントにホワイトルーム…

光岡幸一展「ぶっちぎりのゼッテー120%」@ガーディアン・ガーデン 2023年3月4日(土)

何とも意味不明のタイトル。 展覧会のポスターも縁だけがあしらわれ、ほぼほぼ空白の表現。 中に入れば薄暗く、中央にはスペースを二つに区切る一面の壁。 そこにはポスター宜しく、人一人が潜り抜けられる穴が穿たれ、中に入れば動画が流され、良く判らぬ複…

三菱商事アート・ゲート・プログラム2021-2022@ヒルサイドフォーラム 2023年2月24日(金)

「支援アーティスト6組による新作展」との副題が付き、~2月26日(日)まで開催。 今回は映像作品、インスタレーション、イベント連動で参加して成立する企画が多く、また平面も自分の好みからは少々外れており。 まぁ、こうしたこともあるよね。行ってみて…

恵比寿映像祭2023@東京都写真美術館 2023年2月4日(土)

標題館と周辺の複数会場で、会期は2月3日(金)~19日(日)。 定員に余裕があれば当日入場可能も、事前予約がやはり時間指定もできて便利。 今回のタイトルは”Technology?”。 まぁ今はコンピューターのチカラを借りれば大抵の映像的な仕掛けは可能なわけで…

岡ともみ展@資生堂ギャラリー 2023年1月29日(日)

”第16回 shiseido art egg” の第一弾は『岡ともみ』 の”サカサゴト”。 常にも増して薄暗い階段を恐る恐る降りると、踊り場には旧式の黒電話。 「受話器を上げて下さい」と書かれているのに従い耳にあてれば、さーっとホワイトノイズのような、おそらく雨音が…

OPEN SITE 7@トーキョーアーツアンドスペース本郷 2022年12月24日(土)

自分が行ったタイミングでは他の来場者の姿は無し。 14時頃から予定されているイベントを目指す人が多いのかもしれぬが。 【2F】のスペースには『小林椋』による《亀はニェフスのイゥユのように前足を石にのばすと》。 怪しげな装置が其処彼処に置かれ、…

東京藝術大学大学院美術研究科 博士審査展2022@東京藝術大学美術館本館/陳列館 2022年12月17日(土)

昨年は、どうにも時間が合わず、行けなかった。 今年も事前予約は必要ではないので、自分の都合さえ調整すればなんとでもなるのは有り難い。 公式サイトも用意されているが、先ずは作品と向き合い、帰宅してから確認をするのは毎度の流れ。 【本館4階】に入…

OPEN SITE 7|公募プログラム【展示部門】@トーキョーアーツアンドスペース本郷 2022年11月6日(日)

【スペースA (1F)】では『菅実花』の〔鏡の国〕。 【スペースB(2F)】では『米澤柊』の〔名無しの肢体〕 【スペースC (3F)】では『Excitation of Narratives (EoN)』の〔話法の生成-Essay Filmの立地-〕 先の二つは~11月27日(日)まで、後の一つは~11月10日…

コミテコルベールアワード 2022@東京藝術大学美術館 2022年10月22日(土)

「The beauty of imperfection」とのサブタイトルがが付されている。 【本館 展示室3、4】で~10月30日(日)までの展示。 コミテコルベールアワード 2022 -The beauty of imperfection- 展 | 東京藝術大学大学美術館 The University Art Museum, Tokyo Univ…

佐川梢恵、森野真琴展@ガーディアン・ガーデン 2022年10月8日(土)

「明日天国を離れる ― I leave heaven tomorrow」が実際の本展のタイトル。 一見、二人展のようにも取れるが、実際は、一人が実在で、もう一人は架空の人物との認識で宜しいか。 なんとなれば”第24回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞者個展”、同展は個…

第八次椿会 ツバキカイ8 このあたらしい世界@資生堂ギャラリー 2022年9月17日(土)

次に続く「2nd SEASON “QUEST”」までを入れて、本展のタイトルと言うことか。 会期は~12月18日(日)までと随分と長く取られ、計六名の作品が並んでいる。 椿会特設ページ│第八次椿会 ツバキカイ 8 このあたらしい世界 2nd SEASON “QUEST”│SHISEIDO GALLER…

イメージ・メイキングを分解する@東京都写真美術館 2022年10月1日(土)

本展も「都民の日」の恩恵で無料で鑑賞。ちなみに一般の入場料は700円。 展示内容がかなり特殊な為か、【B1F】の展示室は更に多くの人が足早に出入りする。 まぁ、判らんでもないが。 五つのパートで構成され1.映像装置2.コンピュータによる「美」の分解3.描…

3331 Arts Chiyoda 2022年9月25日(日)

幾つかの展覧会が開催されている中で、目に留まった ”アキバタマビ 21 第100回展覧会「踏み倒すためのアフターケア」” ”3331 GALLERY #044 3331 ART FAIR recommended artists 金子未弥 個展「未発見の小惑星観測所」” に、ふらりと足を踏み入れる 前者の会…

LIVE+LIGHT In praise of Shadows@BAG-Brillia Art Gallery 2022年9月17日(土)

展示会場は【BAG+1】【BAG+2】ながら、後者は最近多い展示販売らしいので、前者での鑑賞に絞ってみる。 そして普段であれば素通しの入り口扉が、何故か覆われ中が見えない造作になっている。 その仕掛けの理由は、中に入って判明、入り口のスペースから既に…

ひもとく@トーキョーアーツアンドスペース本郷 2022年9月11日(日)

”TOKAS Project Vol. 5”とのタイトル。 計五名の作品が展示。 入場時に入り口脇の受付で、検温~手指消毒の後、「一階の展示は、奥のコンクリートに実際に足を乗せて体験頂けます」との声掛け。 甚だ疑問に思いながら歩を進める。件の展示は『ルー・チーユン…

MOMENT to LAST@ヒルサイドフォーラム 2022年8月12日(金)

【ヒルサイドテラスF棟】で~8月21日(日)まで開催。 その言によると、日本と中華圏の若手人気アーティストの作品約50点を展示とのこと。 そう言えば、作家の名前を見て行っても、全てが記憶にないもの。 更にプロフィールを確認すると、過去に目にしているも…

ワニがまわる タムラサトル@国立新美術館 2022年7月18日(月)

「ワニがまわる理由は、聞かないでほしい」とは作者の言(笑)。 その言葉通り、会場内は、大小、色も様々なワニがぐるぐると回転している。 あるものは水平に、あるものは焼き鳥のように櫛に頭から尾を刺し貫かれバーベキューさながらに、またあるものは横…

大貫卓也展「ヒロシマ」@クリエイションギャラリーG8 2022年7月16日(土)

「第24回亀倉雄策賞受賞記念」とされている。 「HIROSHIMA APPEALS 2021」の一連の制作物に対してとのことだが、過去作、取り分けポスター等は一年を総覧する場で目にしたことはあるけれど、一つの年度の作品に深く踏み入った展示を観るのは、今回が初めてか…

第25回グラフィック「1_WALL」展@ガーディアン・ガーデン 2022年7月16日(土)

計五名の作品が並び、グランプリは既に『趙文欣』の〔Void Space | 真空空間〕に決定している。 {グラフィック}とは書かれているものの、作品自体はブラウン管上に投影されたインスタレーションに近い見え方。 それを含めて何れもが、個人的にはピンと来る…