既に終了した展覧会。
訪問したのは最終日。
雨とのこともあり、
会場内に他の来場者の姿は見えず。
加えて【2階】だけしか
開かれていないのも珍しい。
タイトルの
1873年は「ウィーン万国博覧会」が開催された年。
2023年は現代。
日本が欧州(の博覧会)に一つの国として参加してから百五十年。
そのことを意識したインスタレーション。
館内の三つのモニターに映し出されるのは
「茶道」「能」「舞踏」の三つのパフォーマンス。
とりわけ「茶道」は実際に茶を点てるのではなく
所作を見せるのみ。
「能」はそのものが身体性の体現であるし、
「舞踏」も言わずもがな。
とは言え、年代を勘案した時に
何故に「舞踏」?と思わぬでもない。
場内には音楽が流されているにもかかわらず、
静謐さも感じてしまう。