封切り十一日目。
席数122の【SCREEN11】は満員の盛況。
冒頭例によって「実際に起きた出来事をベースにしている」旨の一文が出され
本編が始まるのだが、件の文章は随分と汚い口語調。
本編が始まるのだが、件の文章は随分と汚い口語調。
少々訝っているとそれは後々の、言葉による騙しの予兆であったことが判って来る。
しかしこのあたりの差異は、日本人にはちと理解し辛いよね、字幕は
なんとかそれを補ってくれようとしているのだけれど。
なんとかそれを補ってくれようとしているのだけれど。
加えて、物語中に頻出する数多の人物の名前等も
半分も知っていれば上出来じゃないだろうか。
半分も知っていれば上出来じゃないだろうか。
なので我々は鑑賞にあたって最初からかなりのハンデを抱えている状態。
じゃあそれで本作の持つ特有の面白さが大きく損なわれるかと言えば
そこは大丈夫。
そこは大丈夫。
要は四十年前も今も米国の実態はさほど変わっていない。
差別主義者はそこかしこに蔓延する。
いや逆にこの二年で、事態は更に悪化しているのかも。
いや逆にこの二年で、事態は更に悪化しているのかも。
此処ではエンドロール直前に実録のフィルムが流されることで、
その思いはより強くなる。
その思いはより強くなる。
でもなぁ、同様のコトが起きているのは彼の国だけに非ず。
「美しい※※を取り戻す」はどこかの国の宰相の決め科白でもあり、
あれそう言えば昨今、色んな場面での対立が更に深まっているのは気のせいかしら?
あれそう言えば昨今、色んな場面での対立が更に深まっているのは気のせいかしら?
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆。
この出来事から四十年、両者共にしっかり存命ってことだろう。
そんな彼らは今の時代をどんな風に見ているのだろうか。