封切り十日目。
席数150の【SCREEN4】の入りは九割ほど。
元々は台湾の映画を移植した一本と聞いている。
原典は未見も、かなり忠実になぞっているとの印象。
なんとなれば彼の国新学期は九月から。
作中にはそれを思わせるシーンがあり、
本邦の季節感と比べると違和感を禁じ得ない。
作中にはそれを思わせるシーンがあり、
本邦の季節感と比べると違和感を禁じ得ない。
ただそれを補うためだろうか、意図的に無国籍風にする工夫が
ちらほらと見え隠れする。
ちらほらと見え隠れする。
また日本以上の超学歴社会でもあるので
なにかの際の羽目の外し方も頗る付きなのだろう、
それについても同様か。
なにかの際の羽目の外し方も頗る付きなのだろう、
それについても同様か。
それでも、
男五人、女二人の(奇しくも男女七人だが・・・・)学園生活は
あまりにもキラキラしていて正直羨ましい。
男五人、女二人の(奇しくも男女七人だが・・・・)学園生活は
あまりにもキラキラしていて正直羨ましい。
前半は正当なお馬鹿青春ムービー。
この部分がかなり面白い。
国は違えども〔きっと、うまくいく〕での弾けっぷりを
同様に見る想い。
同様に見る想い。
しかし後半はトーンダウンしてしまう。
彼等自身の成長が背景にありつつも、
揺れ動く主人公二人の心情が
微細に描き切れていないため
かなり性急にコトが流れてしまう印象。
揺れ動く主人公二人の心情が
微細に描き切れていないため
かなり性急にコトが流れてしまう印象。
此処はもっと丁寧に物語を紡いで行くべきだったのに
残念でしょうがない。
残念でしょうがない。
大傑作に化ける機会をみすみす逃してしまっている、と言えば良いか。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆。
あの時こうしていれば、とか
特に青春期に後悔は付きものだけど、
別の世界では異なる運命が流れているかも、との言いっぷりは
青臭さを感じさせつつ、ホントにそうだったらねぇ、と
おぢさんはちょっとだけ胸がちくんとしてしまった。
特に青春期に後悔は付きものだけど、
別の世界では異なる運命が流れているかも、との言いっぷりは
青臭さを感じさせつつ、ホントにそうだったらねぇ、と
おぢさんはちょっとだけ胸がちくんとしてしまった。