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横尾忠則 幻花幻想幻画譚 1974-1975@ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2018年10月4日(木)

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タイトルからは良く判らなかったのだが
1974年~75年に「東京新聞」に連載された
瀬戸内寂聴』による時代小説〔幻花〕の挿絵を
横尾忠則』が手掛けたと。

本展はその時の原画を
章ごとの粗筋紹介と共に並べたもの。

〔幻花〕自体は「応仁の乱」にまつわるサイドストーリーを
実在の或いは架空の人物を自在に動かし描いたもの。


しかし其処に添えられた画は
あまりに自由奔放と言うか奇想天外。

物語りに関係あるシーンをそのまま描いたモノは少ないくらい。

過去の名画からの引用、西洋の宗教画からの引用、
タロットカード等からの一枚もありで
そのやりたい放題はとどまることを知らぬ。

中には作家の顔をそのまま描いた回もあるし。


まぁ、ある意味、らしいと言えば言えるかも。


粗筋を丁寧に読み、画をつぶさに観ると
相当の時間が掛かることを覚悟の上で赴く必要。