退任記念 木戸修展 SPIRAL 螺旋の軌跡＠東京藝術大学美術館 陳列館 2017年11月26日（日）

【陳列館】と、その周辺の【大学構内】にも複数点が置かれているので
見逃さないようにしないと。

しかしステンレスで造られたこれらの物体は
継ぎ目も見当たらず表面は滑らか。

それでいて有り得ない形にのたくっている。

ある物は下から巻き上がるような渦を描き、
ある物は捻じれながら真円を描く。

当然触ることができないけれど、
思わず手がつっと伸びて触れたくなってしまう。

公共の場所等に置かれた幾つかの作品の写真と共に、
制作過程がＶＴＲで流されているので
来場者はその造形物の不思議さの秘密を
詳らかに知ることができるのだが。

「メビウスの輪」みたいに、始まりも終りも無い
作品も面白いけど、一番のお気に入りは
どう見ても「茅の輪」をモチーフにしたとしか思えない、それ。

思わず頭を垂れてくぐりたくなった（笑）。

会期は～12月3日（日）まで。