「多摩美術大学日本画専攻卒業生・修了生四人展」と書かれている。
タイトルの「重塑」のココロは、
「もう一度積み上げ、再構築する」だと言う。
さて、その四人は『阿部エリカ/永田優美/山内明日香/林銘君』。
中でも『永田優美』の描くところの女性に目が行く。
履歴を確認すれば、「卒展」でも目にしているハズだが
とんと記憶に残っていない。
こうした場で観ることで吸い寄せられるのか、
それともスタイルを変えたのだろうか。
それほど印象的な姿態と面立ちの少女たち。
一転、『阿部エリカ』の描く木々は寒々しい。
葉を全て落とし、しかし、白い空間に凛として立つ。
『林銘君』の(例えば)〔降りたつ〕は、
屏風様の仕立ての中に複数枚の屏風が描かれる入れ子構造。
各屏風にも似た情景が繰り返されており、
ゾエトロープ?とも思ったり。
会期は~3月31日(日)まで。