RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

#写真

レスリー・キー写真展@キヤノンギャラリー銀座 2023年9月16日(土)

「開設50周年記念展」は標題所でも開催、同様に第三弾で『レスリー・キー』の作品群。 タイトルは”JOURNEY.1”。 インドとアフリカをモデルが尋ね、市井の人々と写真に納まる。 その土地の風俗は十分に捉え乍らも、マッチョな体躯や顔つきも異なるモデルが混…

鉄道と制服~ともに歩んだ150年~@鉄道歴史展示室 2023年9月10日(日)

「ともに歩んだ150年」とは書かれているが鉄道開業からの節目の年は、確か昨年だった記憶。 とは言え、制服好きには堪らん展覧会だろうか。 一方、制服の着用は「鉄道営業法(1900年公布)」で義務付けられているとは驚きの事実だし。 表に出ている車掌さん…

レスリー・キー写真展「LIFE」@キヤノンギャラリーS 2023年9月9日(土)

開設50周年記念企画の第三弾は『レスリー・キー』。 タイトルの〔LIFE〕の通り、並んでいるのは人物の写真。 コーナーは二つに分かれ、片方は著名人のモノクローム、もう片方は複数のモデルを使ったカラー写真。 前者は日本人・外国人取り交ぜても、多く…

脳よだれ展2023@スパイラルガーデン

前回が2018年なので実に五年振りの開催。 中途、名称が変わっているので、シリーズとしては四回目となる。 それにしても、この混み具合はどうだろう。前回はがらがらの会場だったのに引き比べ、今回は大層な混雑。 もっとも、来場者を良く見れば如何にも業界…

誰かのシステムがめぐる時@トーキョーアーツアンドスペース本郷 2023年8月20日(日)

「トーキョーアーツアンドスペースレジデンス2023 成果発表展」、第2期の会期は8月19日(土)~9月24日(日)で、今日は二日目。 が、暑さのせいか、自分の滞在中に他の来訪者の姿は見ず。 出展は『新井卓/ベルトラン・フラネ/ラービッツシスターズ(ベネディク…

ワールド・クラスルーム@森美術館 2023年8月14日(月)

久し振りに招待券を頂いた。一般の入場料は平日・窓口だと二千円もすることに驚き、また、入場には予約も必要との注意書があることにも気付く。 改めて券面を見れば、リーダーを通してそのまま入場可とも書かれてはいるが、念のため当日の予約状況は確認、ど…

杉山有希子「SALVAGE」@六本木ヒルズA/Dギャラリー 2023年8月14日(月)

何れもが不要と判断され遺棄された文物の数々。 朽ちようとする爆撃機やスペースシャトルの後継機の残骸、大型船に取り付けられていたレーダーまで。 それらが自然の中にぽんと置かれた時に不思議な感慨が押し寄せて来る。 SFに描かれたディストピア、文明…

高橋宣之写真展@フジフイルム スクエア 2023年8月14日(月)

”鳥の歌 El Cant dels Ocells”がタイトル。 フランコ独裁政権下のスペインで撮られた白黒写真の数々。 濃い陰翳が印象的。 自由が制限された中でも、人々の日々の生活は逞しい。 タイトルは『パブロ・カザルス』がニューヨークの国連本部で演奏したことでも…

震災からモダン都市・新宿へ@新宿歴史博物館 2023年7月23日(日)

サブタイトルに”関東大震災から100年”とあるように、節目の年とのことでここでも関連展の開催。 写真や地図、絵画、文物で、被害~救助活動~復興を語り、特別展として【百人町】に住んだ日本画家『町田隆要』の描いたポスターも展示。 勿論、震災そのものは…

竹内敏信 生誕80周年記念展@キヤノンオープンギャラリー1・2 2023年7月15日(土)

てっきり別々の展覧会かと思ったら、よくよく見れば共通のタイトルが付いている。 【1】では”日本人の原風景を求めて”。『竹内敏信』本人の作品が「キヤノンフォトコレクション」から並ぶ。 【2】は”竹内敏信への手紙”として、弟子たちの作品が、アシスタ…

誰かのシステムがめぐる時@トーキョーアーツアンドスペース本郷 2023年7月23日(日)

「トーキョーアーツアンドスペースレジデンス2023 成果発表展」。 会期は第1期:7月1日(土) ~8月6日(日)第2期:8月19日(土) ~9月24日(日) 第1期は六名(組)の出展。 『Zakkubalan(アルバート・トーレン&空 音央)』の作品は今年が「関東大震災」から百…

浅田政志写真展@キヤノンギャラリー銀座 2023年7月15日(土)

「キヤノンギャラリー50周年企画展」は@銀座でも開催されており、前回は行けなかったが、今回は最終日に間に合う。 こちらも第二弾は『浅田政志』。ただタイトルは”私の家族”となっている。 ただ、全員集合の写真ではなく、各構成員を切り取り、それを文書…

浅田政志写真展@キヤノンギャラリーS 2023年7月15日(土)

「キヤノンギャラリー50周年企画展」の第二弾は『浅田政志』による”Canon Colors”。 「キャノン」社員の、そのカメラや写真に対する想いを文書と写真で綴る。 その写真は、勿論『浅田』が撮ったものと被写体である本人が用意したもの。 『浅田』が写すのはお…

形あるもの、形なきもの@写大ギャラリー 2023年7月5日(水)

「写大ギャラリー・コレクション」と書かれているが、それ以上に目を惹くのが”東京工芸大学創立100周年特別企画 卒業生写真展”との一文。 で、あれば、今回展示されているのは全て同大の卒業生の作品と言うことになる。 予備知識も無しに歩を進めれば、その…

あいだ に あるもの@資生堂ギャラリー 2023年6月17日(土)

”資生堂のクリエイティブワーク Series.1 ”が正式なタイトルか。「1970年代の資生堂雑誌広告から」とも添えられており。 「Series.1」とされているからには、今後も同様の企画がおりにふれ展開されるのだろう。 館内には往時の(雑誌に掲載された)広告が多…

岡田裕介作品展@Sony Imaging Gallery 2023年6月25日(日)

地球温暖化の進行と共に絶滅が危惧されている北極圏の白クマ。 それがどうだろう、この写真では一枚の中に最大七頭も納まっている。 浅瀬に打ち上げられた鯨の死骸に群がる。どうやってこの場所を見つけ出したのだろう。 お腹がくちくなったのだろうか、うた…

松下幸司写真展:水の星@キヤノンオープンギャラリー1 2023年6月17日(土)

てっきり高高度から撮影した地球の写真やCGで再現した創世期の宇宙の写真かと思ったら、なんと撮られている素材は全て「シャボン玉」。 ただただ吃驚。 生まれてから割れるまでのほんの刹那にピントや光の加減や角度までを調整しこれだけのものを創り上げ…

都美セレクション グループ展 2023@東京都美術館 2023年6月18日(日)

【ギャラリーA・B・C】の全てが無料の展覧会。 【ギャラリーA】グループ名:浮遊する作家たち 【ギャラリーB】グループ名:自己と他舎 【ギャラリーC】グループ名:糸会 中では「自己と他舎」の作品がまずまずユニーク。 メンバーの各人が同じ日の同じ時刻に…

岡﨑ひなた展@ガーディアン・ガーデン 2023年6月17日(土)

二十歳という最年少で「第25回写真 1_WALL グランプリ」を受賞した『岡﨑ひなた』の個展。 タイトルは”空蝉ミ種子万里ヲ見タ。”とされている。 題材は彼女が生まれ育った人口1,942人の和歌山県の小さな村。 海の幸や山の幸に恵まれ独特の風習が今でも息…

蜷川実花写真展@キヤノンギャラリーS 2023年6月17日(土)

「キヤノンギャラリー50周年企画展」の第一弾。「@銀座」では〔生物〕をテーマに先行して開催されていたが、そちらは行けず仕舞い。 今回のテーマは(お馴染みの)〔花〕で、”Eternity in a Moment”とのサブタイトルが付されており、大判にプリントされた花…

写真表現と技法の結晶化@フジフイルム スクエア 2023年5月21日(日)

「フジフイルム・フォトコレクション特別展 シリーズ第2弾」とも書かれている。 ニ十一人の作家による総計二十数点の作品群。 直近で観た「光の系譜@写大ギャラリー」と近似の構成と内容。 時代に連れ、世相を写し、その変化を味わいながら、人による表現の…

川崎が生んだ詩人「佐藤惣之助」展@東海道かわさき宿交流館 2023年5月21日(土)

時間が空いたので、あまり期待もせずにふらっと立ち寄ったのだが、なかなかどうして興味深い展覧会。 「詩人」とは言いながら、我々の世代の多くが知っている歌謡曲の歌詞を書いている。 〔赤城の子守唄〕〔湖畔の宿〕あたりだが、やはり直近の「朝ドラ」で…

ソニーワールドフォトグラフィーアワード2023 受賞作品展@Sony Imaging Gallery 2023年5月21日(日)

”Part1”の「一般公募・ユース・学生・日本賞」部門は観逃してしまったが、”Part2”の「プロフェッショナル」部門にはなんとか間に合った。 会期は~5月25日(木)までのほんの一週間。 当該のサイトを確認すれば、全体を通しての「Photographer of the Year」と…

新田樹 作品展 Sakhalin(サハリン)@Sony Imaging Gallery 2023年5月6日(土)

「第47回木村伊兵衛写真賞 受賞作品展」と書かれている。 4月28日(金)~5月4日(木)の間で「FUJIFILM SQUARE」でも同内容が開催されていたと認識している。 日本が進出することで領土とした満州とは異なり、樺太の南半分は以前から日本の統治下にあったと…

光の系譜@写大ギャラリー 2023年5月1日(月)

”東京工芸大学創立100周年特別企画展”と共に”写大ギャラリー・コレクション”とも描かれている。 ポスター等にあしらわれているのは『三島由紀夫』×『細江英公』の〔薔薇刑〕からの一枚。 しかし、これだけではどんな内容なのか想定も付かず、ギャラリーの中…

藤森武 写真展@ノエビア銀座ギャラリー 2023年4月23日(日)

”仙人と呼ばれた画家「熊谷守一」”が副題の通り彼の晩年の姿を追った写真の数々。 中には『土門拳』と膝を突き合わせている場面を捉えたものや、『熊谷』が作者を撮った写真もあり。 添えられたキャプションは彼自身の言葉の抜粋も、うっすらと記憶にあるな…

つながりのはじまり@BAG-Brillia Art Gallery- 2023年4月23日(日)

珍しく【BAG+1】と【BAG+2】の両方が純粋な展示会場として設定されている。 その分、出展作家数は多いということで、前所で六名、後所では七名の作品が並ぶ。 際立って面白かったのは『谷敷謙』の作品でこれは「押絵」を作るのと類似の技法だよねぇ。素材に…

わたしのともだち@Sony Imaging Gallery 2023年4月16日(日)

”写真家と愛しい存在の物語 ”の副題と共に「Part3」とも示されている。 前回もほのぼのとした空気を味わえたので、今回も同様な期待。 似た思惑の人が多いのか、会場内の人の出入りは頻繁。 やはり猫の写真が多いのは判る気がする。一番、もふもふしてるし。…

2023フォックス・タルボット賞受賞写真展@写大ギャラリー 2023年3月20日(月)

標題の受賞展を観るのは二度目。 「佳作」以上の十名の作品が並ぶ。 第一席 島を渡る 星子桃花第二席 ボーン 吉村周第三席 景観と境界 礒﨑龍平 モノクロ賞 重ね 山﨑心宇奨励賞 femina 渡邉結愛佳作 Time Machine 木村奏斗佳作 Musica. Con amore. 上野瑠夏佳作…

松田優 写真展@キヤノンギャラリー銀座 2023年3月4日(土)

サブタイトルの「その夜の踊り子」は、『赤堀雅秋』による舞台及び映画〔その夜の侍〕のもじりと思われ。 まぁそうした蘊蓄はどうでも良く、本展はストリップ劇場の踊り子さんを写したもの。 『永井荷風』は「ロック座」に通ったと言うし、『田中小実昌』も…