標題館は季節に合わせた展示で、
「椿」をフィーチャーする企画展を
折りにふれ開催していた記憶。
「いまも生き生きと」と題され、
『岸田劉生、中川一政、木村荘八、椿貞雄』の作品が
夫々複数点並ぶ。
『岸田劉生』の画は〔麗子像〕でお馴染みの
{油絵}での色調よりも、
たぶん初めて観る{日本画}の〔椿之図〕がすっきりした見た目で好ましい。
「特別出品」として、
『五味悌四郎、保立葉菜』の作品も。
後者は{版画}。
太い線に赤と緑のコントラストが鮮やかな椿で
寒い雪の中にも凛と咲く美しさの表現が素晴らしい。
会期は~12月22日(日)まで。