本日初日(笑)。
オマケに日曜日とのこともあり
かなりの混雑が想定されるも
会期が1月28日(日)~2月2日(金)に設定されているので
来れる日は今日しかなし。
案の定、会場内はどこも人人人。
しかも結構な割合で写メを撮っているので
余計に滞留。
なかでも小さいお子様連れは
映える作品の前に我が子を立たせ
「カワイイ~~」と言いながらスマホを向ける。
どっちがだろう?と首を傾げ乍ら
横目で通り過ぎる自分。
他方で余禄もあり。
人出が多いことを見越してのパフォーマンス付きの作品も
見る限りでは四つほど。
まだ、昼前にもかかわらず
この来場者数であれば、気が入るのもむべなるかな。
『マッキン愛奈』の〔少女 通り過ぎていく人々のために〕とか
『芦澤まりや(チワ族)』の〔貌〕とか
『小野陸』の〔anthem〕とか
展示数も多く場所も広範なので、
観るのを標題の場所に限定しないと
時間が掛かってしまうのも嬉しい悲鳴。
以前には各棟の方まで回っていたけれど、
午後の時間がほぼほぼ費やされていたから。
{日本画}では
『小池柊』の〔イノセンス〕のような
ある種キャッチーな作品に目が行く。
ジャングルジムの上の十一人の少女たち。
過ぎて行く青春を惜別するような一時の賑やかさ。
{先端芸術表現}では
『Twako Sano』の〔河鹿の詩〕のカラダを張った作品も。
これらの写真を撮るのに、かなり危険な思いをしたのでは?
{漆芸}では
『秋元麻由美』の〔Composition of mine〕
『重原雪花』の〔穏やかに満ちゆく〕に目が行く。
前者は現代のイコンだし、
後者は共に人類にとっては未知の海と宇宙の混交ながら
観ているだけで癒されもする。
{陶芸}は
『野村俊介』の〔スカラベ〕が見事な表現。
美しい球体とそれを逆立ちをして後ろ足で転がし押す
スカラベの体表の対比。
挙げて行けばキリがなく、
本年度の「卒展」の走りとなる企画を
十分に堪能させて貰った。