都内に梅の名所は多く、
大田区内にも「池上梅園」や「梅屋敷」まで(笑)
本展のタイトルには「梅林」「花々」の文字が躍るも、
実際の展示の見所はポスターにあしらわれている
『伊東深水』の{美人画}、
『川瀬巴水』『高橋松亭』の{新版画}。
とりわけ{新版画}は
イマイマの季節らしい冬景色のものを多く、
次第に春を迎える様子を付け加え
季節の移ろいを感じさせる凝りよう。
勿論『広重』の{浮世絵}や、
モノクローム/セピアの写真の抑えで
江戸~明治~大正~昭和の景観変化の解説も抜かりなし。
こうしてみると、
今は無くなった場所や施設も多いのだなぁと嘆息。
かなりの展示数にもかかわらず、
空いているのは更に有難い。
ゆっくりと鑑賞ができる。
思うに告知が行き届いていないか、
タイトルからはこれだけの内容が読めない先入観からかも。
会期は1月23日(火)~3月17日(日) まで。
途中、展示替えあり。