「The beauty of imperfection」とのサブタイトルがが付されている。
【本館 展示室3、4】で~10月30日(日)までの展示。
履歴を確認すると
2018年と2019年にも同展は開催され、
そのどちらも自分は行っている。
今回の展示には過去分の作品も並んでおり、
どおりで記憶にあるものが幾つか。
もっとも往時とディスプレイの仕方は異なっており、
『太田琢人』の〔Rubbish Things〕などは2019年の展示の方が
インパクトがあった。
で、今回、最も楽しめたのは
『高美遥』の〔〇〇〇〇星〕。
円形のテーブルの中央には、四つの小さな穴。
周辺部には十六個の穴があけられ、そこには同じ大きさの球体が各々置かれている。
これを小さな星に見立てているわけだが、
素材も重さも手触りも様々。
その中から四つを選び(勿論、一つでも良いのだが)、
中央の穴に配すると独自のメロディを奏で出す。
16個から4個を選ぶ組み合わせで、
更に置き方が4×3×2×1通りになるハズだから
合計43,680通りで合ってるかな?
更に、三個の場合、二個の場合、一個だけの場合と
足して行けばもの凄い数だ。
機械的な組み合わせとして出されるアウトプットなので、
作る側は数のことなど気にはしていないだろうけど(笑)。
解体されるマンションの各戸のDKを同じアングルから撮影した
『河津晃平』の〔About sending and forgetting〕は
郷愁から胸が熱くなってしまった。