RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

#工芸

停滞フィールド2020→2021@トーキョーアーツアンドスペース本郷 2021年2月28日(日)

”ACT (Artists Contemporary TOKAS) Vol. 3”が本タイトルになるのかな。 出展は『田中秀介、広瀬菜々&永谷一馬、渡辺豪』の三名。 中でも【1階】の『広瀬菜々&永谷一馬』の作品は類似表現を過去にも観たことがあったかしら。 〔Still Life〕と名付けられ…

SIX ARTISTS -夢の中の夢-@Bunkamura Gallery 2021年2月13日(土)

タイトル通り、計六名の作品が並ぶ即売を兼ねた展覧会。 会期は~2月14日(日) と終了間近も赤丸シールが付いているものは過少。 中でも『岡本東子』や『蒼野甘夏』の作風は好きな方向性。 もっとも、女性が描かれており、画中の彼女等の面立ちが好ましければ…

アネックス展2021–主体と客体–@ポーラ ミュージアム アネックス 2021年1月16日(土)

標題館の事前予約制は変わらず。入場前には検温と手指消毒。 館内は三々五々の来場者、密にはなっておらず。 計四名の作品が並び入り口近くの『伊佐治雄悟』のそれに目が留まる。 プラスチック製の既製品の容器を熱で変形させたのか、ところどころ半円形にぽ…

椿、咲く。@UNPEL GALLERY(アンペルギャラリー) 2021年1月16日(土)

時節柄とは思われるも「LIXIL」の様にギャラリーを閉めるところもあれば、標題館の様に新たに開設するところもある。 場所は【日本橋高島屋】裏手。 【あいおいニッセイ同和損保八重洲ビル1F 】。 東京駅からも歩いて直ぐなのは有り難い。 「初々しさを…

2021新春展@The Artcomplex Center of Tokyo 2021年1月10日(日)

標題館に足を運ぶのも久しぶりかも。 受付前で、先ずは入館票への記入、その後、検温~手指の消毒。 例年であればもっと展示スペースを広く取っての開催と思われるも、管理の関係だろう二階の【ACT1~5】のみの展示。 一方で作品はオンラインショップに…

益々繁盛@ガーディアン・ガーデン/クリエイションギャラリーG8 2020年12月12日(土)

【G8】の方は予約制。同じ展覧会なのに片やフリで入れるのは少々釈然とせず。 それでも定刻より15分ほど前に着いたら、空いているのでどうぞどうどとすんなり入れてくれるのは臨機応変、有り難い。 恒例のチャリティー企画は「百六十人のクリエイターと…

Public Device -彫刻の象徴性と恒久性@東京藝術大学美術館 陳列館 2020年12月13日(日)

メイン会場は【陳列館】も 【大石膏室】が第二会場となっているとの案内が。 ただ人の流れを見ていると、そちらの方に向かうのは疎らかも。 特に興味深く観たのは『会田誠』の〔MONUMENT FOR NOTHING〕シリーズについての展示。 これは九年前に「トーキョー…

籔内佐斗司退任記念展@東京藝術大学美術館 2020年11月29日(日)

本日最終日。 それもあってか【本館 地階 展示室1・2】は多くの人でごった返している。 入り口では検温~手指の消毒が求められるも、入場制限まではされておらず。 もっともここで規制をしたら、暴動が起きかねないかも。QRコードの使い方が判らなくて、…

豊福誠 退任記念展「色絵磁器」@東京藝術大学美術館 陳列館 2020年11月29日(日)

【1・2階】を使い~12月6日(日)まで開催中。 丸みを帯びたフォルムの乳白色の壺にも魅かれるのだけど、思わずおおっと見入ってしまったのは、クラフトに近い食器類。 勿論、一つ一つに意匠が凝らされ、ほぼほぼ美術品でありながらも、使うことがはなから…

九つの音色-Reflection-@LIXILギャラリー 2020年2月8日(土)

”クリエイションの未来展 第21回”は『宮田亮平』監修による標題展。 最早、お馴染みの内容ね。 タイトル通り九名の作品が展示。 自身の作品を入り口正面に据え、壁沿いにぐるっと他の出展者の作が並ぶ。 今回は珍しいことに{書}がある。あと、{硝子工芸}…

武蔵野美術大学 卒業・修了制作展 2019@Spiral Garden 2020年2月2日(日)

諸事情により、”藝大 卒展”に行けなかったのは残念で。 なので本展が自分にとっては今シーズンでお初の”卒展”。 「工芸工業デザイン学科 クラフトデザインコース」限定で前期が{陶磁・テキスタイル}、後期は{木工・金工・ガラス}。会期は~2月4日(火)ま…

館蔵ミニチュア展~小さなものの大きな魅力~@たばこと塩の博物館 2019年11月30日(日)

会期は明日が最終日。 www.jti.co.jp 一般の入場料は100円も、新聞に掲載されていた割引券を持参し50円で入場。 会期の終わりも間近だし、今日は天気も良いし、この手の催しは女性や子供等が好きとのこともありそこそこの混雑を覚悟はしていたものの想定を上…

鋳金の幻想@東京藝術大学美術館 陳列館 2019年11月24日(日)

予告では本日が最終日のハズがポスターの右下段に「27日(水)まで会期延長」の張り紙が。 それだけ好評ってことかしら。実際、自分が滞在中も来場者はひっきりなし。 計三十点弱の作品が並ぶもいったいこれのどこが{鋳金}と訝しめる作品も何時ものことな…

「内包された温度」展@東京藝術大学美術館 2019年11月9日(土)

【本館】の奥まった場所【展示室4】で~11月17日(日)まで開催。 www.geidai.ac.jp 計十五名の作品が並んでいるのだがその何れもが{彫刻}にカテゴライズされるのが先ずは驚き。 入り口近くに置かれている『高畑一彰』の〔ミトンにまつわるリデンプション…

「呼吸する彫刻」北郷悟 展@東京藝術大学美術館 2019年11月9日(土)

都度都度開催されている「退任記念展」はもっとも広いスペースの【本館 展示室3】を使い~11月17日(日)まで。 www.geidai.ac.jp 大き目の作品を中心に三十点ほどがゆったりと並びその多くは人間をモチーフとしたもの。 何れもがゆったりと身を伸ばし、近寄れ…

平櫛田中記念室 コレクション展示 2019@正木記念館1階 2019年11月9日(土)

jyn1.hatenablog.com 今年もひっそりと開催されている。 案内もこの程度なのでそっけないことこの上ない。 例によって入り口脇には係員の女性が立ち来意を告げると重い扉を開けてくれる。 狭いスペースに置かれているのはほんの五点ほど。 でもその中には『…

うるしのかたち展 2019@東京藝術大学美術館 陳列館 2019年11月9日(土)

【陳列館 2階】のみでの開催。 しかし並んでいる数自体は教員十一名学生十二名とそこそこだし中国名と思われる出展者が多いのも特徴的か。 受付の芳名帳に記入すれば作品写真が掲載されているリーフレットを貰えるのだが、ちょっと抵抗あるのはいつものこと…

驚異!セラミック・スカルプチャー@Bunkamura Gallery 2019年9月8日(日)

本日最終日。 それがあってか滞廊し、店員さんや知人と談笑する姿も。 副題には「奇々怪々な異形たち」とも付されメインタイトルは洒落ているけど、要は陶による制作物の数々。 それにしても並んでいるそれらは彩色や造形の妙もありとても陶製とは思えない。…

手塚愛子展「Dear Oblivion-親愛なる忘却へ-」@Spiral Garden 2019年9月8日(日)

技法的には{刺繍}。しかしここに並んでいる作品の多くは今まで目にしたことのあるものとはかなり趣を異にしている。 意図的に横糸を入れずに、中途から縦糸がだらりと垂れ下がっていたり、或いはそれを編み込んで網のような形状にしてみたり。 または逆に…

遠藤薫展@資生堂ギャラリー 2019年9月7日(土)

”art egg”の第三弾。 薄暗い館内に入ると迷路を形作る様に天井から多種の布がぶら提げられ一つ一つを観ていくうちに、ああ、と甦る記憶で自ずと胸が熱くなる。 今の若い人たちは、そもそもその存在すら知らないのではないか。 その形状からして布団袋と思わ…

中村弘峰「SUMMER SPIRITS」@ポーラ ミュージアム アネックス 2019年8月12日(月)

実家にも何体か飾られている{博多人形}は何れも 題材を古来の日本に求めたもの。 能や歌舞伎、美人の舞などだけど 本展で並んでいる作品は一風変わっている。 作者が伝統的な博多人形師の四代目との 肩書にもかかわらず、だ。 だってのっけから野球の一場…

富田菜摘 個展@Bunkamura Gallery 2019年8月4日(日)

廃品で創られた恐竜が大小並んでいる。 もはやお馴染みの『富田菜摘』の作品群。 大きいものは一抱えもあり金額的には五十万円ほど、 小は握り拳程度で数万円。 その中間の二十万円程度の作品も併せて 小さいものから殆どに赤丸シール。 当日は作家さんご本…

保存修復彫刻研究室研究報告発表展2019@東京藝術大学美術館 陳列館 2019年6月8日(土)

今年の会期も6月7日(金)~11日(火)と激短。 記憶を辿ってみると、一昨年年は訪問していたのね。 昨年は開催されていたのかどうか、それとも気付かなかったか 或いは、会期が短すぎて予定を入れられなかったか。 【1階】だけでの展示は例によって {修復…

時間/彫刻-時をかけるかたち-@東京藝術大学美術館 陳列館 2019年5月25日(土)

タイトルには{彫刻}と明記されているものの これってホントにそうなの?と首を傾げる作品が多々。 最たるものが【2階】の最奥部に展示されている 『大巻伸嗣』の〔トキノカゲ〕。 大きな一枚の布がふわふわと空中を漂っている。 仕掛け自体は傍によれば一…

宮内省御用達 川島織物と明治宮殿@LIXILギャラリー 2019年4月28日(日)

第二次大戦時の空襲でも 皇居周辺は被害に遭わなかったと勝手に思っていたんだが、 標題施設は類焼により焼失してしまってたんだねぇ。 残されている資料自体も少なく、写真も白黒であったため 今となってはその絢爛さを偲ぶ手立てはほぼほぼ無いものの、 室…

「工藝」とは・・・@LIXILギャラリー 2019年3月1日(金)

会期は~3月19日(火)まで開催。 「クリエイションの未来展 第18回 宮田亮平監修」も副題として付されている。 計十二名、十二点の作品が展示され、 一口に{工芸}と言っても 素材も技法も多様。 そのバリエーションも楽しむ場にもなっている。 本展では特…

好芸(こうげい)のあらわれ@スパイラルガーデン 2019年2月18日(月)

会期は19日(火)が最終日。 正式には”女子美術大学工芸専攻 卒業・修了制作展2019 ” 計三十八名の作品が展示され 最終日前日と言うこともあるのか 場内は係累と思われる人達が多く屯し 随分と姦しい。 所々でかたまってもおり、鑑賞に邪魔なこと この上ない…

Musashino Art University Graduation Works 2018@スパイラルガーデン 2019年2月3日(日)

日本語の表記では ”武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 クラフトデザインコース 卒業制作展” となっている。 会期は1月25日(金)~2月4日(月)も、 ~1月29日(火)は{陶磁・テキスタイル}、途中展示替えがあり 1月31日(木)~は{木工・金工・ガラス}となっ…

昭和30年ころの懐かしい店展@東海道かわさき宿交流館 2019年1月14日(月)

一年ほど前のこの企画の、まるっきりの焼き直し。 で、その時は「昭和」と書かれていたから良かったものの、 「昭和30年ころ」と書かれている今回ははっきり違和感。 だって店の看板がそもそも、右から左へ書かれているし。 これって大概、戦前のハナシじゃ…

本郷寛退任記念展-黙示-@東京藝術大学美術館 2019年1月12日(土)

同一会期で一気に四つの”退任記念展”が開催されている。 会期は~1月20日(日)まで。 そのうち【本館展示室3・4】での催しが標題展。 {乾漆}を主に塑像が三十点ほども並ぶ。 中には依頼され制作したであろう威風堂々とした〔田中正造 像〕や 奇矯な動きを…