時節柄とは思われるも「LIXIL」の様にギャラリーを閉めるところもあれば、
標題館の様に新たに開設するところもある。
場所は【日本橋高島屋】裏手。
東京駅からも歩いて直ぐなのは有り難い。
「初々しさを秘めた成熟に向けて」
「オープン記念展」とも添えられ。
会期は前後期に分かれ、前半が短いこともあり行けずじまいも、
後期は1月8日(金)~24日(日)なので、余裕で訪問。
入館時には検温と手指の消毒、更には
来館証への記入も求められる。
中に入ると、思いの外狭い空間。
周囲の壁には絵画類、向こう正面のウインドウ内には屏風、
中央のケースには工芸品と計十八点ほどが並ぶ。
もっとも古いものでは『(伝)山楽』の屏風、
新しいものでは『古径』の絵と、時代も人選も広範。
工芸品では『光琳』の硯箱、『乾山』の角皿と
おおよそ今回展のテーマに沿った作品群が目を楽しませてくれる。
日曜日も開館しているようだし、
今後もコンスタントに企画をして欲しいもの。