メインタイトルは〔見えない庭〕。
会場内はかなり薄暗い空間。
その中に四畳半ほどの広さの建屋が作られ
中を覗けば、女性の寝室然とした設え。
中を覗けば、女性の寝室然とした設え。
しかし一風変わっているのは、
天井やら壁やら床やらが、紙に彩色された花で彩られている点。
天井やら壁やら床やらが、紙に彩色された花で彩られている点。
いや、至る所から生えている、との表現が正しいか。
それを慕うように、これも紙で造られた虫たちが
もぞもぞとあらゆるところを這い回っている。
もぞもぞとあらゆるところを這い回っている。
中には人々に忌み嫌われる類の虫もこれありで。
けして花に蝶と言った、美しい取り合わせばかりではない。
でもこれこそが、作者が思うところの庭の在りようなのだね。
人の指向は様々との好例。