RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

ShinPA2019-迷宮-東京展@佐藤美術館 2019年7月6日(土)

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計十五名の展示は、見慣れた名前がつらつらと、
同時に表現も何れも馴染みがあるもの。


『金木正子』の〔休息〕は同じ衣装を纏った複数人の女性が
円環のように寝そべっている。

緩く繋がる彼女達はそのうちに、〔ちびくろサンボ〕の虎のバターのように
溶け合ってしまうんじゃないだろうか。


『平良志季』の〔妖し異界の飯作り録〕は絵巻物の体裁で
お馴染みの魔物たちが飯を炊ぐ様子を時系列で描く。

容貌の怪異さに比して、その仕草はなんともユーモラス。


『高橋祐次』の〔竜のいる街〕は寓話然とした世界に
影だけの竜が黒々と飛翔する。

そのものが果たしている役割は不明だけれど、
描かれているヒト・モノ・コトは何れも
記憶の片隅から借りて来たようにも見える。


かなり早い時間に訪問したためか
自分以外の来客はゼロ。

でも会期は~7月7日(日)までと明日が最終日。