水野里奈「思わず、たち止まざるをえない。」＠ポーラ ミュージアム アネックス 2019年7月13日（日）

あまりにもタイトル通りの展示内容。

並んでいる作品各々の前では
思わず足を止めまじまじと観入ってしまう。

その大きさに対してもそうだし、
混沌とした表現も勿論だけれども、
もっとも意識を持っていかれているは
絵を構成するパーツの数々。

これってどこかで見たことあるよね？って。

記憶の中から掬い上げればそれらは
古来の水墨画や日本画の表現そのもの。

オリエンタルな要素と組み合わされることで
全く異なる空間が眼前に現出する。

もう一つの見どころは、会場の壁面に施された
作家本人によるドローイング。

会期が終了すれば当然消されてしまうのだろうし、
インスタレーション的な側面を楽しめるのは
～7月28日(日)までと残すところ二週間ほど。