RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

#アーティスト

つながりのはじまり@BAG-Brillia Art Gallery- 2023年4月23日(日)

珍しく【BAG+1】と【BAG+2】の両方が純粋な展示会場として設定されている。 その分、出展作家数は多いということで、前所で六名、後所では七名の作品が並ぶ。 際立って面白かったのは『谷敷謙』の作品でこれは「押絵」を作るのと類似の技法だよねぇ。素材に…

Selection 2023@Bunkamura Gallery 2023年4月9日(日)

30年続いて来た標題ギャラリーでの展示も今回が最終。 施設全体の建て替えに伴い閉鎖となり一時「クリエイティブスペース8/@渋谷ヒカリエ」に移転する。 ここ暫くはご無沙汰だったけど、これは何を置いても行かねばとようやく最終日にやって来た。 ギャラリ…

趙文欣展「Did you see the cat ?」@ガーディアン・ガーデン 2023年4月8日(土)

”第25回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞者個展”とは言え、展示されているのは壁に投影される複数の映像と、やはり壁に取り付けられた幾つかの小さなオブジェ様の物体。 本展のテーマは「ひとり空間」とのことで内容は何れもそれを確かに感じさせるもの…

さばかれえぬ私へ@東京都現代美術館 2023年4月2日(日)

”Tokyo Contemporary Art Award 2021-2023 受賞記念展” 昨年も同時期に、やはり二名の受賞者の作品を観に行きやや複雑な心境になった。勿論「ああ。いいなぁ」との想いを抱きつつも。 その根っこの部分は同様も、今回は更に、寂莫とした感情が押し寄せる。 …

アネックス展2023-自立と統合-@ポーラ ミュージアム アネックス 2023年3月19日(日)

後期の会期はは3月17日(金)~4月16日(日) 。出展作家は『秋山美月』『佐藤幸恵』『永井里枝』の三名で、何れも女性かな。 『秋山美月』の〔Afraid to look〕は円形に固められた樹脂の中に鍵が埋め込まれている。 平らな台の上にかなりの数が置かれ、入り口を…

YU SORA展@資生堂ギャラリー 2023年3月19日(日)

”第16回 shiseido art egg”の第二弾。 会場へと続く階段を降り普段と異なる様子に戸惑ってしまう。 明るい、無茶苦茶明るい! 当該スペースがここまで煌々と照明されていたことは嘗て有っただろうか?(いやない)。 こうして見ると、ホントにホワイトルーム…

本濃研太ダンボール彫刻展@エコルとごし 2023年3月21日(火)

”エコルとごしに動物たちがやってきた!”とのサブタイトル。 当該施設は初訪。 【下神明】と【戸越公園】の何れの駅からもそこそこの距離で丁度中間あたりか。 裏面は【戸越公園】に正面は【文庫の森】に面するとの絶好のロケーション。 標題展の会期は~ 3…

Beyond@UNPEL GALLERY 2023年3月19日(日)

サブタイトルは”多摩美術大学日本画専攻卒業生・修了生四人展”。 四人の経歴を確認すると、何れも2022年までに卒業しているようなので、所謂「卒展」ではない模様。 『宮崎篤』の〔連なる〕は三連の、三分割された鰐、それも頭部だけを大きく描いたもの。 そ…

松田優 写真展@キヤノンギャラリー銀座 2023年3月4日(土)

サブタイトルの「その夜の踊り子」は、『赤堀雅秋』による舞台及び映画〔その夜の侍〕のもじりと思われ。 まぁそうした蘊蓄はどうでも良く、本展はストリップ劇場の踊り子さんを写したもの。 『永井荷風』は「ロック座」に通ったと言うし、『田中小実昌』も…

仲條正義名作展@クリエイションギャラリーG8 2023年3月4日(土)

『仲條正義』の単なる作品展ではなく、「名作展」と銘打っているところが凄い。 気を付けて見ないと、読み飛ばしてしまいそうだが。 タイトル通り、多くの作品群はどこかしらで目にしたことがあるものがほとんど。 とは言え、壁や柱に小さく描かれている彼の…

ITOGUCHI@UNPEL GALLERY 2023年3月4日(土)

「武蔵野美術大学日本画学科卒業生グループ展」がサブタイトル。 出展されている『アルト・クサカベ/小俣花名/後藤まどか/蜂須瑚々/村上のどか』の五名は既にして卒業生なので、所謂「卒展」ではないのだが。 中では『後藤まどか』の画が好きな表現。と…

光岡幸一展「ぶっちぎりのゼッテー120%」@ガーディアン・ガーデン 2023年3月4日(土)

何とも意味不明のタイトル。 展覧会のポスターも縁だけがあしらわれ、ほぼほぼ空白の表現。 中に入れば薄暗く、中央にはスペースを二つに区切る一面の壁。 そこにはポスター宜しく、人一人が潜り抜けられる穴が穿たれ、中に入れば動画が流され、良く判らぬ複…

鈴木清写真展@FUJIFILM SQUARE 2023年2月26日(日)

【写真歴史博物館】にて、サブタイトルは”天幕の街 MIND GAMES”。 ポスターの写真を見ても内容は判然とせず、が、中に入り、並んでいる作品を観れば瞭然。 サーカスの大テントのことなのね。 おそらく日本ではないサーカス団の日々の生活が綴られる。 ショー…

潮田登久子 写真展@横浜市民ギャラリーあざみ野 2023年2月24日(金)

”永遠のレッスン”との副題。 標題館、前回の訪問は六年前のほぼ同じ日付で『新井卓』を観に。 無料なコトに加え、展示スペースの【展示室1F】が広くその全面を使っているので、兎に角、量が多いのも嬉しい。 今回のウリである〔冷蔵庫/ICE BOX〕のシリーズ…

引き寄せられた気配@トーキョーアーツアンドスペース本郷 2023年2月19日(日)

”ACT (Artists Contemporary TOKAS) Vol. 5”とのサブタイトル。 出展作家は『海老原靖、鮫島ゆい、須藤美沙』の三名。 『海老原靖』の作品は直近のウクライナ情勢に想を得たものと思われ。 〔ひまわり(1970年)〕の一場面、有名な向日葵畑と『ソフィア・ロー…

アネックス展 2023 -自立と統合-@POLA MUSEUM ANNEX 2023年2月12日(日)

前期は2月10日(金)~3月12日(日)、後期は3月17日(金)~4月16日(日)の会期。 各三名の作品が展示され、今回は『木島俊介、國川裕美、星野薫』。 『國川裕美』の「ハシビロコウ」を題にした作品には笑ってしまう。おそらく、実物大のそれは(実物を見たことは…

金沢美術工芸大学日本画専攻修了生4人展@アンペルギャラリー 2023年2月5日(日)

実際のタイトルは”ひとひら”。 四名は『大霜貴由/澤村真穂/田中やよい/南野和』で、たぶん全員が今回初めて聞く名前。 「明るい作品づくり」を目指すと言いながら、暗めの画面に獰猛な顔立ちの鳥を描く(笑)、『田中やよい』や一転して鮮やかで色とりど…

恵比寿映像祭2023@東京都写真美術館 2023年2月4日(土)

標題館と周辺の複数会場で、会期は2月3日(金)~19日(日)。 定員に余裕があれば当日入場可能も、事前予約がやはり時間指定もできて便利。 今回のタイトルは”Technology?”。 まぁ今はコンピューターのチカラを借りれば大抵の映像的な仕掛けは可能なわけで…

A girl philosophy@CHANEL NEXUS HALL 2023年1月29日(日)

存在は以前から認識していたものの、そのブランド名から来る敷居の高さがなんとなく足が近づかない要因。 良い企画を折にふれて出しているので、一度入ってしまえば、以降のリピートは確実なのだが。 場所は【銀座3丁目】の【シャネル銀座ビル 4階】。 入り…

龍星閣がつないだ夢二の心@日比谷図書文化館 2023年1月29日(日)

”「出版屋」から生まれた夢二ブームの原点”とのサブタイトル。 「龍星閣」は千代田区内にある出版社とのことで創業者が『夢二』作品を精力的に蒐集、とりまとめ出版をしたことでブーム再燃に繋がった、とは館内の掲示にもあり。 原画や肉筆画の展示は過少乍…

岡ともみ展@資生堂ギャラリー 2023年1月29日(日)

”第16回 shiseido art egg” の第一弾は『岡ともみ』 の”サカサゴト”。 常にも増して薄暗い階段を恐る恐る降りると、踊り場には旧式の黒電話。 「受話器を上げて下さい」と書かれているのに従い耳にあてれば、さーっとホワイトノイズのような、おそらく雨音が…

Chroma Distance@POLA MUSEUM ANNEX 2023年1月29日(日)

掲示されている案内を読むと(ここ数年多くの企業でも流行っている)社内ベンチャー制度でCVCを誕生させた、と。 その投資先の一つが「TRiCERA」なる現代アートのオンライン販売を生業とする会社。 本展は同社とのコラボ企画。 いいよね、社業とは離れて…

鉄道写真家・南正時作品展@鉄道歴史展示室 2023年1月22日(日)

「蒸気機関車のある風景 西日本編」の後期で会期は1月17日(火)~3月12日(日)。 写真が撮られた地域は更に南に移り、主に九州地方と思われ。 キャプションで年を確認するとほとんどが1973年のもので短期間にこれほどの物量(勿論、シャッターチャンスもあ…

「椿絵」コレクション@UNPEL GALLERY 2023年1月15日(日)

PartⅡの会期は、1月10日(火)~29日(日)。 計十六点の展示は『小倉遊亀』『安田靫彦』が二点、『堀文子』が三点と同一画家の複数作品を見比べる楽しみ。 同様に『光琳』も二点が並んでおり、一点は日本画も、もう一点は〔硯箱〕。 『乾山』との合作作品が有名…

壁画教員22人展@東京藝術大学美術館 2023年1月8日(日)

【本館 展示室2】にて開催中の、先の展覧会の関連展。 タイトル通り二十二名の作品が並びその多くは{壁画}とは、あまり関係がなさそうで。 個人的に心が動いたのは{ステンドグラス}の数々。 『中野竜志』の〔ニワデンキ〕、『藤原俊』の〔御茶箱再彩〕、…

工藤晴也 退任記念展@東京藝術大学美術館 2023年1月8日(日)

【本館 展示室3・4】での開催 副題にある「OPUS MUSIVUM(オプス ムジヴム)」はモザイクのラテン語(学名)とのこと。 なるほど館内には、古のモザイク画を含む壁画をベースにした、多くの作品の写真が並んでいる。 基本、壁画が多いため、実物を持ってくる…

山口規子 作品展@Sony Imaging Gallery 2023年1月7日(土)

「I was there.」とのサブタイトルは、作者が若かりし頃(とは言え、二十年ほども前)、欧州に旅し、そこで撮り留めたもの。 にもかかわらず不思議なことにモノクロームの画面に定着された人や風俗・景色は、昔の映画で観たような映像と寸分も変わらず。 農…

MOTコレクション@東京都現代美術館 2023年1月3日(火)

例年、年初の2日と3日は無料の日。 が、ここ数年は行けて無かった記憶。 今回のサブタイトルは”コレクションを巻き戻す 2nd”。 一般の入場料は500円。 タイトルにもある通り、コレクション展ではあるので、過去に同館で観た経験のある作品が多数。 勿論、初…

野口里佳 不思議な力@東京都写真美術館 2023年1月3日(火)

例年、年初の2日と3日は無料の日。 それも変遷があり2日は無料、3日は半額だったり、全館無料だったのが、一部無料になったりと。 今年は”プリピクテジャパンアワード”は元々無料だし、”星野道夫 展”は有料なので実体としての無料は標題展のみ。 ちなみに一…

プリピクテジャパンアワード@東京都写真美術館 2023年1月3日(火)

”プリピクテジャパンアワード”は過去に二回観ている記録。 うち一回は「@ヒルサイドフォーラム」だったか。 何れも無料の展覧会で今回も同様。 展示されているのは『新井卓、岩根愛、岡田将、 瀧本幹也、千賀健史、長沢慎一郎、中井菜央、水谷吉法』計八名…