RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

野口里佳 不思議な力@東京都写真美術館 2023年1月3日(火)

例年、年初の2日と3日は無料の日。

それも変遷があり2日は無料、3日は半額だったり、
全館無料だったのが、一部無料になったりと。

今年は”プリピクテジャパンアワード”は元々無料だし、
星野道夫 展”は有料なので
実体としての無料は標題展のみ。

 

ちなみに一般の入場料は700円。

フィーチャーされている『野口里佳』の
受賞歴は
1995年「写真3.3㎡(ひとつぼ)展」
1996年「写真新世紀
の何れもグランプリとのことなので、
それらは直接に観てはおらず。

しかし、〔飛ぶ夢を見た(2003年)〕は記憶にあるような・・・・。


入場して直ぐのスペースは
展覧会のタイトルにもなっている「不思議な力」が働いた写真の数々。

工夫と仕掛けで、ちょっとみ、
おや、どうやって撮ったんだろ?と
頭を傾げる作品が並ぶ。

コップの中の玉子が、
浮かび上がらず、沈み切らずの作品は、
実物も展示されており。

これは食塩水の濃度調節でできるのでは?と思うのだが、
違っているかしら。

計十六枚ほどが並び、
×科学の力の面白さを見る。


〔父のアルバム〕と題された作品群は、
おそらく作者の父親が残した写真か。

と、すれば、写っている少女は
幼い頃の作者か。

随分と活発そうにも見えるが(笑)。


〔さかなとへび〕の四葉は、
川面をジャンプする魚の写真が三枚、
鎌首をもたげ河を渡る蛇の写真が一枚。

偶然、その場に遭遇したにしては出来過ぎ、
かと言って、定点カメラの設置でもなんとかなるものでもなさそうだし・・・・。


こうしたコーナーが複数あり、何れも
少数の写真で構成され
さながら作者の履歴に触れる思い。


会期は~1月22日(日)まで。