例年、年初の2日と3日は無料の日。
それも変遷があり2日は無料、3日は半額だったり、
全館無料だったのが、一部無料になったりと。
今年は”プリピクテジャパンアワード”は元々無料だし、
”星野道夫 展”は有料なので
実体としての無料は標題展のみ。
ちなみに一般の入場料は700円。
フィーチャーされている『野口里佳』の
受賞歴は
1995年「写真3.3㎡(ひとつぼ)展」
1996年「写真新世紀」
の何れもグランプリとのことなので、
それらは直接に観てはおらず。
しかし、〔飛ぶ夢を見た(2003年)〕は記憶にあるような・・・・。
入場して直ぐのスペースは
展覧会のタイトルにもなっている「不思議な力」が働いた写真の数々。
工夫と仕掛けで、ちょっとみ、
おや、どうやって撮ったんだろ?と
頭を傾げる作品が並ぶ。
コップの中の玉子が、
浮かび上がらず、沈み切らずの作品は、
実物も展示されており。
これは食塩水の濃度調節でできるのでは?と思うのだが、
違っているかしら。
計十六枚ほどが並び、
×科学の力の面白さを見る。
〔父のアルバム〕と題された作品群は、
おそらく作者の父親が残した写真か。
と、すれば、写っている少女は
幼い頃の作者か。
随分と活発そうにも見えるが(笑)。
〔さかなとへび〕の四葉は、
川面をジャンプする魚の写真が三枚、
鎌首をもたげ河を渡る蛇の写真が一枚。
偶然、その場に遭遇したにしては出来過ぎ、
かと言って、定点カメラの設置でもなんとかなるものでもなさそうだし・・・・。
こうしたコーナーが複数あり、何れも
少数の写真で構成され
さながら作者の履歴に触れる思い。
会期は~1月22日(日)まで。