掲示されている案内を読むと
(ここ数年多くの企業でも流行っている)社内ベンチャー制度で
CVCを誕生させた、と。
その投資先の一つが「TRiCERA」なる
現代アートのオンライン販売を生業とする会社。
本展は同社とのコラボ企画。
いいよね、社業とは離れていても、
「ミュージアム」や「美術館」も運営しているから
かなりクロスする部分があれば、
企画も通り易そう。
今回は十二名の作家の作品が並び、
紹介と共に即売会も兼ねている。
値付けは安すぎず、高過ぎず。
数十万円の表示で、
既に数点には赤〇シール。
『沼田侑香』『堀川由梨佳』『あおいけい』『さめほし』の作品は
過去見た記憶が微かにありも、
『大村雪乃』の二点は、はっきりと驚愕。
夜のハイウェイを描いており、
しかし、近寄って観れば、各色の円形シールを貼ることでそれを表現。
点描のようでもあり、デジタル画のようでもあり、
何とも不思議な印象。
それでいて、奥行きのある質感はしっかりで、
この独自性はなかなかのもの。
距離を置いて観ればクール、
近寄って観ればワームな相反する感覚も面白い。
会期は~2月5日(日) まで。