珍しく【BAG+1】と【BAG+2】の両方が
純粋な展示会場として設定されている。
その分、出展作家数は多いということで、
前所で六名、後所では七名の作品が並ぶ。
際立って面白かったのは
『谷敷謙』の作品で
これは「押絵」を作るのと類似の技法だよねぇ。
素材に古着を使用するのも
やはり共通と思う。
テラコッタで作られた『瀬戸優』の作品は
迫力満点。
なんてったって、動物を原寸大で再現してるんだから。
ゴリラの上半身や、ヌー(たぶん)を捕えた雄ライオンの
リアルさたるや、今にも動き出しそう。
皮を素材にした『スズキ シノブ』の作品にも意表を突かれた。
プラモデル宜しく、部品がランナーに繋がった状態を
皮で再現するのはまさにアイディア。
過去に、紙での同様の試みは観たことがあるけれど。
本展の開催の辞は、
そのHPに詳しいけれど、
全体的に心が動く趣向の作品が多い。
会期は~5月19日(金)まで。