存在は以前から認識していたものの、
そのブランド名から来る敷居の高さが
なんとなく足が近づかない要因。
良い企画を折にふれて出しているので、
一度入ってしまえば、
以降のリピートは確実なのだが。
場所は【銀座3丁目】の
【シャネル銀座ビル 4階】。
入り口は大通りに面してはおらず、
建物の脇から入る構造。
ロビーにはコンシェルジュ然とした人がおり、
エレベーターのボタンも押してくれる丁寧な応対。
4階のホールも同様。
出迎え、親切に館内の注意点を伝えてくれる。
服装や物腰も統一されており、
ブランドのイメージを裏切らぬのは素晴らしい。
今回の展示は、
”A girl philosophy/ある少女の哲学 安珠 写真展”
元々はモデルだった『安珠』が
写真家に転身しての作品群。
幻想的ではあるものの、モチーフは我々も既知のものが多々。
『ミレイ』の〔オフィーリア〕
『ルイス・キャロル』の〔アリス・リデル〕
『メアリー・シェリー』の〔フランケンシュタイン〕
と。
『オフィーリア』は少女ではないし、
〔フランケンシュタイン〕で少女が登場するのは映画版なのだが
(とは言え、水の中で亡くなる共通点はあり)、
上手く変換している。
総覧すれば、タイトルを裏切らぬ写真の数々。
ゆっくりと時間を掛けて回り、、
陶然とした心地にとらわれる。
会期は~2月12日(日)まで。