RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

都美セレクション グループ展 2024@東京都美術館 2024年6月29日(土)

「Group Show of Contemporary Artists 2024」との英語表記。
「Contemporary Artists」をセレクションしているのがキモらしい。

 

【ギャラリーA】は〔スティル・エコー:境界の風景〕
【ギャラリーB】は〔ずれはからずもぶれ〕
【ギャラリーC】は〔回遊する風景〕


【ギャラリーA】での『稲宮康人』の写真作品は
「太平洋戦争時」の日本軍占領下で建てられた寺社等の
今の状態を追ったもの。
つくづく「大東亜共栄圏」とのキャッチが
プロパガンダに過ぎなかったことがよく判る。

『新田樹』による〔Sakhalin(サハリン)〕を観るのは
たぶんここでが三回目。
これもやはり、先の戦争の残滓。


【ギャラリーB】での展示は
参加アーチスト七名のうち五名が外国人と思われる名前。

ここでもやはり、戦争に起因した悲劇や
人種や国籍の違いによる分断を見せ付けられる。

とりわけ『ハ・ジョンナム』による「切り紙」は
その素材と、書かれている言葉(ハングルは読めないが・・・・)を見れば、
いやがおうにも考えを巡らさざるを得ない。


会期は~6月30日(日)まで。

https://www.tobikan.jp/exhibition/2024_groupshow.html