「Group Show of Contemporary Artists 2024」との英語表記。
「Contemporary Artists」をセレクションしているのがキモらしい。
【ギャラリーA】は〔スティル・エコー:境界の風景〕
【ギャラリーB】は〔ずれはからずもぶれ〕
【ギャラリーC】は〔回遊する風景〕
【ギャラリーA】での『稲宮康人』の写真作品は
「太平洋戦争時」の日本軍占領下で建てられた寺社等の
今の状態を追ったもの。
つくづく「大東亜共栄圏」とのキャッチが
プロパガンダに過ぎなかったことがよく判る。
『新田樹』による〔Sakhalin(サハリン)〕を観るのは
たぶんここでが三回目。
これもやはり、先の戦争の残滓。
【ギャラリーB】での展示は
参加アーチスト七名のうち五名が外国人と思われる名前。
ここでもやはり、戦争に起因した悲劇や
人種や国籍の違いによる分断を見せ付けられる。
とりわけ『ハ・ジョンナム』による「切り紙」は
その素材と、書かれている言葉(ハングルは読めないが・・・・)を見れば、
いやがおうにも考えを巡らさざるを得ない。
会期は~6月30日(日)まで。
https://www.tobikan.jp/exhibition/2024_groupshow.html