RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

#アーティスト

見るまえに跳べ@東京都写真美術館 2024年1月2日(火)

本日無料の日。一般の入場料は700円。 確かここ数年は開催されている三つの展覧会のうち有料のママのものもあった記憶も今年は全て無料なのは嬉しい(もっとも、うち一つはハナから無料だが)。 標題展は”日本の新進作家 ”シリーズの「vol.20」。 出展は『う…

Idemitsu Art Award展 2023@国立新美術館 2023年12月24日(日)

今年もなんとか招待券を入手できたので会期最終日の前日に駆けつける。 ちなみに一般の入場料は400円。 場内の人の入りはぱらぱらで、ストレスなく鑑賞できるのは嬉しい。 そして今年は例年以上に好みの作品が多かったことも滞在時間が長くなったことの背景…

CAF賞2023入選作品展覧会@ヒルサイドフォーラム 2023年12月17日(日)

会期は12月12日(火)~17日(日)なので既に終了した展覧会。 「CAF賞」は公益財団法人現代芸術振興財団が主催する学生向けアートアワード。 十三名の作品が展示され、しかし、自分の嗜好とは異なる方向性がほとんど。 まぁ、こ~ゆ~こともある。

クラムボンっておぼえてる?@BAG-Brillia Art Gallery- 2023年12月10日(日)

「アート・くらし・デザイン」とも書かれており、「東京藝術大学 連携企画」と添えられている。 【BAG+1】【BAG+2】を共に展示のみに使っての企画展は標題館では珍しいかも。 そもそも「クラムボン」はよく聞く呼称も、『宮沢賢治』の童話には出てくるものの…

鉄道写真家・南正時作品展@鉄道歴史展示室 2023年12月10日(日)

標題館では同氏の展示が随分と多い気がする。 確か今年も、SLを二回に分けて扱ったような。 そして今回のお題は”ブルートレイン夢の旅路へ”。 やはり会期を二つに分け、前期:11月28日(火)~1月28日(日)後期:1月30日(火)~3月24日(日) スキーに行…

フォトレツ 作品展@Sony Imaging Gallery 2023年12月10日(日)

『フォトレツ/PhotoRetsu(ふぉとれつ)』は人名でサラリーマンをしながら幾つかの写真展で受賞の履歴があるよう。 本展のタイトル『Grandma Comes Back』は自身の子供の誕生を知らずに逝った祖母に曾孫のことを知らせるため「イタコ」に頼み「口寄せ」をし…

百歳万彩@UNPEL GALLERY/アンペルギャラリー 2023年12月10日(日)

なんとも目出度いタイトルは本展で取り上げられている『奥村土牛/小倉遊亀/堀文子』の三人の画家が何れも百歳の長寿、且つ死の直前まで絵筆を握っていたことにちなむもの。 画題も季節の花の「椿」で統一され、タイトルも三点ほどを除いて「椿」が盛り込ま…

Neo-Japanese paintings 展@ヒルサイドフォーラム 2023年11月25日(土)

会期は~11月26日(日)までなので既に終了した展覧会。 自分の訪問は最終前日も施設の中の来場者の姿は過少。 「日本には日本画がある」との副題の通り、十名の作家による約六十点の作品が並ぶ。 うち八名が「藝大」卒、更には九名が女性と、偏りは激しい。 …

大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ@国立新美術館 2023年11月5日(日)

自分にとっての『大巻伸嗣』は黒のイメージ。勿論、過去に観てきた作品からの印象も、今回、入って直ぐのスペースに置かれている〔Gravity and Grace〕はそれを大きく裏切るもの。 まず、天井まで届こうかというその大きさと壺のような形状に驚かされ、次い…

臥遊-時空をかける禅のまなざし@慶應義塾ミュージアム・コモンズ 2023年11月25日(土)

常盤山文庫×慶應義塾のコラボ企画。 入場すると、お作法についての案内。 一周目は最低限の情報だけで虚心坦懐に鑑賞、二周目にはリーフレット等を参照し、より理解を深めるのが良かろうとの助言。 とは言え、リーフレットは持ち帰り不可で、その場での確認…

生誕90年記念 細江英公 作品展@FUJIFILM SQUARE 2023年11月5日(日)

【写真歴史博物館】での標題展は、”この写真家の熱量を観よ!”との副題の方が特徴を言い得て妙。 『細江英公』の代表的なシリーズから幾つかずつを計三十点ほどを並べる。 『三島由紀夫』を起用した〔薔薇刑〕も、{舞踏}を活写した〔鎌鼬〕も静物画のよう…

カッサンドル ポスター展@ノエビア銀座ギャラリー 2023年11月11日(土)

名前を目にしただけではピンと来ないが、ポスターの実際を観れば、直ぐに「ああ!この人ね!!」と了解される。 それほどに特徴的な表現。 鉄道や船を大胆な直線と優美な曲線で描写する。 霧にもやったような、ややくすんだ色合いもその構造物が持つ重厚感を…

動物園にて-東京都コレクションを中心に@東京都美術館 2023年11月19日(日)

同時期に開催されている”上野アーティストプロジェクト2023 いのちをうつす ―菌類、植物、動物、人間”は有料も、本展は無料の展覧会。 使用されているのは【ギャラリーB】のみだが、その密度は濃い。 タイトル通り、「東京都江戸東京博物館」「東京都写真美…

青木淳退任記念展@東京藝術大学美術館 陳列館 2023年11月18日(土)

”雲と息つぎ-テンポラリーなリノベーションとしての展覧会 番外編-”と書かれている。 何のことか良く判らん?と思いながら会場に向かえば、 げ!入り口が工事中のようになっている。 近づいてみれば、向かって左手に進めとの指示のよう。 急場つくりの階段を…

第八次椿会 ツバキカイ8 このあたらしい世界 “ただ、いま、ここ”@資生堂ギャラリー 2023年11月4日(土)

当該館も含め界隈のギャラリーは常に比べやたら人が多いなと思っていたら、 「アートウィーク東京」なるイベントが2~5日で開催されていたのね。 なるほど~。 標題展は「第八次椿会」出展作家の作品を総覧できる機会。 なので一人当たりの作品数はさほど…

Plastic Revives@POLA MUSEUM ANNEX 2023年11月11日(土)

恒例のチャリティオークションもはや四回目。 平面と立体は入札制。(ほぼ)全員が出しているドローイングは抽選制とのこと。 今年のお題は再生プラスチックとのことで、平面にしろ立体にしろいずこかに素材として取り込まれている。 またそのプラスチックも…

芸術未来研究場展@東京藝術大学美術館 2023年11月11日(土)

類似の企画は、名称は違えども過去にも有った記憶。 地方自治体や教育機関、企業とのコラボレーションの成果発表と週末を中心にワークショップ等も予定されているとのこと。 【本館 展示室3・4】の広いスペースにそうして生み出された作品や結果の報告が所狭…

ささきなつみ展@UNPEL GALLERY / アンペルギャラリー 2023年11月4日(土)

「第8回トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展 大賞受賞作家」と書かれている。 和紙を使った作品、皮を使った作品、陶を使った作品、と素材は様々なれど共通して薫るのは古墳時代を彷彿とされる土俗さ。 また、『N氏』が調査発見したという「リンジン」なる未知…

ユーリア・スコーゴレワ写真展@FUJIFILM SQUARE 2023年11月5日(日)

タイトルは”Salt and Tears”。 相撲に情熱を注ぐ女子を追った物語、と書かれており、なるほど土俵には塩と泪と、そして汗が染みこんでいるだろう。 被写体は女性力士の『阿部なな』。けいこ場での、試合会場での、真剣で力強いまなざし。そして彼女を支える…

中西学写真展@FUJIFILM SQUARE 2023年11月5日(日)

被写体は「ウルトラセブン」。タイトルに「55 years of ULTRASEVEN Inheritance」とあるように今年が放送開始55周年だという。 個人的にはリアル体験の世代。が、幼心には前作に比べるとかなり小難しかった印象。 まぁ今となって知恵も付き、その頃のスタ…

森田恭通 写真展@CHANEL NEXUS HALL 2023年11月4日(土)

写真展のタイトルは”ヴェルサイユ宮殿”。 『ルイ14世~16世』の居城として使われ、栄華としかし滅びの歴史を今尚伝えている建造物。 副題に「In Praise of Shadows」とも付されているように並んでいる写真の全てはモノクローム。 添えられているキャプシ…

立木義浩写真展「肖像/時」@写大ギャラリー 2023年10月25日(水)

「東京工芸大学創立100 周年記念展」とされておりモノクロ写真を主体に八十点ほどが並ぶ。 作者の代表的なシリーズから各々数点をセレクション。もう少し規模が大きければ、さながら大回顧展。 以前に観た作品が多いものの、やはり目が行くのは『加賀まりこ…

凪ぎ、揺らぎ、@トーキョーアーツアンドスペース本郷 2023年10月19日(木)

「TOKAS Project Vol. 6」とも書かれている。 【1階】【2階】【3階】の全ての入り口に標題の共通タイトルと作者名を記したプレート。 同館では、嘗て無かったと記憶している仕立て。 展示は『ジャン=マキシム・デュフレーヌ&ヴィルジニー・ラガニエール…

雨宮庸介個展@BUG(リクルートアートセンター) 2023年10月15日(日)

@新橋の「G8」+「ガーディアン」⇒「BUG」で@グラントウキョウサウスタワー一階に移転オープン。 駅直ぐなのに加え、日曜日も営業しているのは有り難い。雨の日も濡れずに辿り着けるし。 ギャラリー以外にも、カフェやワークショップのスペースも。 訪…

KAMIYAMA ART~卒業成果展受賞作品展~@UNPEL GALLERY 2023年10月8日(日)

会期は二つに分かれ、前期:10月3日(火)〜15日(日)後期:10月17日(土)〜29日(日) 第1回~7回の作品が各十四点づつ展示されるとのことで、なるほど記憶に有る作品が幾つか。 並んでいる中では第4回の『岡田聡平』の〔Tank〕。 が、無料で配布されている図…

Elsa&Johanna写真展@BAG-Brillia Art Gallery-/BAG+2 2023年10月8日(日)

【BAG+2】の展示は『Elsa&Johanna』のユニットによるもの。 二人の作品は過去に観た記憶があり。 自らが様々な扮装をし、芝居の一場面宜しく決定的な瞬間を演じ、写真に納めている。 何れもドラマ性を感じさせる場面の数々。とは言え、少々、芝居がかっては…

齋藤陽道「絶対」@BAG-Brillia Art Gallery-/BAG+1 2023年10月8日(日)

珍しく、【BAG+1】と【+2】で別々の展示内容。ただ、即売形式なのは共通。 先ずは【BAG+1】へ、標題の写真展を観に。 並んでいる作品の全ては逆光で撮ったもの。なので太陽の光がぎらっと画面に存在し被写体の多くは陰になったりややぼうっとしていたり。 日…

林武史退任記念展@東京藝術大学美術館 本館/陳列館 2023年9月30日(土)

【本館 展示室3/4】と【陳列館1階】で開催。 ”石の勝手”とのタイトルが記されている。 これだけのスペースを使った展示は初めてとの記憶も一つ一つの作品が、その素材ゆえの大きさなのを勘案すればむべなるかな。 会場内には凛とした空気が漂う。 入り口…

第32回奨学生美術展@佐藤美術館 2023年9月17日(日)

十名の奨学生と二名の招待作家、一名の特別出品の作品が並ぶ。 「招待作家」と言えども、過去は「奨学生」だったわけでその中には『奥村彰一』の名前も。 代表作の{山水}が多く並ぶなか、一点だけの初期作があまりのスタイルの違いに驚く。ただ、これは以…

Stefan Sagmeister Now is Better@ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2023年9月16日(土)

何とも面妖な展示物の数々。 古今の名画の上には、鑑賞を邪魔するかのような円や四角の複数の幾何学模様。 しかし、添えられたタイトルと展覧会自体のタイトル「Now is Better」を合わせればその意図は一目瞭然。 図形はヒストグラムで昔と今の数値的な変化…