第2期の会期は、明16日(日)が最終日。
それもあってか、ここ暫らくでは記憶がないほどの
多くの来場者を目にする。たぶん十人以上。
出展者は
『平松可南子、菊谷達史、戸田沙也加』の三名も
今日の目当ては『戸田沙也加』の〔消えゆくものたちの言葉なき声〕。
会場の入り口には
このような注意書き。
舞台は既にして亡くなった作家のアトリエ。
故人は生涯にわたりテラコッタの裸婦像を造り続けた(との設定?)。
作家が亡くなったあとも、多くの作品がそのまま残されている。
そこを訪れた彼女は身に纏った白い布を切り取り、
件の裸婦像を丁寧に包み、太く白い紐で結わえて行く。
全ての作品を包み終わると、
そこには一糸纏わぬ生身の女性の姿が・・・・。
これが先に注意書きにあった、映像の内容。
映像のタイトルは〔語られざる者の残響〕。
映されたスクリーンを部屋の中央に、
奥にはそうして包まれた裸婦像が置かれ
入り口左手には、包まれる前の裸婦像の写真が
紗のカーテンの後ろに並べられる。
その中には、亡くなった作家と思しき姿も。
以前は無かったこうした注意書きを
わりと頻繁に目にするようになったのは最近のコトとの記憶。
一種の「PC」的な配慮と認識も、
それが本作品と、妙に合致していたり同時にズレも感じ
複雑な気持ちに。