RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

宮田亮平退任展「喜怒愛藝」@東京藝術大学美術館 2016年11月20日(日)

昨年までの十年間
藝大の学長を務めた『宮田亮平』の退任記念展。


イメージ 1



昨日と今日は何れも14時から記念講演が開催され
展示室の一番奥のスペースは十重二十重に人が取り巻き
大層な人気。

まぁ、単に学長だけに留まらず、文化庁長官だったり
「東京オリ・パラ」のランドアドバイザリーグループの一員だったりと
活動の幅も広いから、むべなるかな。


並んでいる作品の多くは代表作の〔シュプリンゲン(Springen)〕シリーズ。
イルカの群れがモチーフだろうけど、成る程躍動感に満ちている。

ただ、これだけ数が多いと、似たパターンの繰り返しに見えてしまうのも事実。
単調さが感じられる。


一方、正反対の印象を受ける、例えば〔画竜点睛〕のような
静の中に混交された生を感じさせる作品がもっと多くあれば
良いリズムが出ただろうにと、これはあくまでも展示方法へのリクエストだけど。