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日本画第一研究室 研究発表展@東京藝術大学美術館 陳列館/正木記念館 2022年9月4日(日)

【陳列館1・2階】【正木記念館2階】で開催。

 

訪問日は丁度「藝祭」に当たっていたようで、
【上野公園】も、同学に続く道も、勿論構内も人の波が凄い。

当然、本展も例外ではなく、常ならそんなに混まないだろうに、
来場者がひきもきらない。


「収束と発散」とのサブタイトルが冠され、
出展者数は招待作家を含め二十。

基本、同じ作者の、大作が【陳列館】に
小品が【正木記念館】に展示されているよう。


そこで驚いたのが『堀田紅音』のの仁作。

大作の方は〔いわやま〕。
タイトル通り、画面いっぱいに岩山が描かれ、
地層の様に横に細かい筋が走る。
それが筋肉にも見え、いまにももりもりと躍動思想。

小品は〔窓〕で古い小振りな鏡台を利用。
鏡面に和紙と絵具で描かれているのは
クリムト』と『竹久夢二』を融合させたような描写と構図。

共に、思わず魅入ってしまったが、
これほどの表現の違いを出せる技量にも感心する。


会期は~9月7日(水)まで。