【陳列館1・2階】【正木記念館2階】で開催。
訪問日は丁度「藝祭」に当たっていたようで、
【上野公園】も、同学に続く道も、勿論構内も人の波が凄い。
当然、本展も例外ではなく、常ならそんなに混まないだろうに、
来場者がひきもきらない。
「収束と発散」とのサブタイトルが冠され、
出展者数は招待作家を含め二十。
基本、同じ作者の、大作が【陳列館】に
小品が【正木記念館】に展示されているよう。
そこで驚いたのが『堀田紅音』のの仁作。
大作の方は〔いわやま〕。
タイトル通り、画面いっぱいに岩山が描かれ、
地層の様に横に細かい筋が走る。
それが筋肉にも見え、いまにももりもりと躍動思想。
小品は〔窓〕で古い小振りな鏡台を利用。
鏡面に和紙と絵具で描かれているのは
『クリムト』と『竹久夢二』を融合させたような描写と構図。
共に、思わず魅入ってしまったが、
これほどの表現の違いを出せる技量にも感心する。
会期は~9月7日(水)まで。