「トーキョーアーツアンドスペースレジデンス2025 成果発表展」とされている。
会期は二つに分かれ、
[第1期]5月17日(土)~6月22日(日)
[第2期]7月5日(土~8月10日(日)
第1期のアーティスト七名は
『ボリャナ・ヴェンチスラヴォヴァ、木村桃子、カルメン・パパリア、
久松知子、森あらた、山田 悠、リスキー・ラズアルディ』。
『森あらた』の映像作品は
例えば家族からのネグレクトやバッシングを受けた個人へのインタビュー。
複数本が流され、全てを観たわけではないが、
ほんの二~三本だけでも、
観ている側の心がかきむしられるよう。
『久松知子』の作品は、
巨大な逆三角形の布一面にサラリーマンが幾人となく描かれ、
タイトルは〔ダンシングサラリーマン〕。
人物のポーズを見れば、
映画好きなら『植木等』の〔無責任/日本一シリーズ〕に思い至るだろう。
1960年代の、名前は『平均(たいらひとし)』なのに
やることは破天荒な、ある意味、眩しく映るサラリーマン像。
あくまで、オハナシも、
こうした個の存在が世の中を変えていくのだろう。
たまたま、だろうが、
自分の滞廊時に、
他の来場者の姿は皆無だった。