封切り十一日目。
席数104の【SCREEN5】の入りは七割ほど。
所謂実録もの。
それも事件の主要な登場人物各々にしたインタビューを
役者がそのまま演じ、更に
ドキュメンタリー風のパートと再構成したなかなかに面白い作り。
役者がそのまま演じ、更に
ドキュメンタリー風のパートと再構成したなかなかに面白い作り。
なのでここでも、第四の壁が意識された表現が随所に見られる。
それにしても本作、悲劇なのか喜劇なのか?
主人公をはじめとして、それを取り巻く周囲は
皆が皆エキセントリックで、頭の螺子が少々外れている印象。
皆が皆エキセントリックで、頭の螺子が少々外れている印象。
学歴の低さ、職種が偏っていることも含め、
所謂白人の底辺層の人々による騒動がこれでもかと
繰り広げられる。
所謂白人の底辺層の人々による騒動がこれでもかと
繰り広げられる。
言葉遣いや態度も頗る付きの悪さだしな。
それを乗り越えて、五輪で金メダルなど獲ろうものなら、
涙涙の成功譚なのだが、そうなっていないことは
我々の世代はリアルタイムで知っている。
涙涙の成功譚なのだが、そうなっていないことは
我々の世代はリアルタイムで知っている。
それほど、人の記憶はアテにならないし、
間違った思い込みをしていることは他にも多いのだろう。
間違った思い込みをしていることは他にも多いのだろう。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆★。
保身や見栄の為に、嘘をつくのはままあることで、
主要な二人の人物の言い分が最早食い違っているように
どれだけ真実を語っているかの疑問は当然ある。
主要な二人の人物の言い分が最早食い違っているように
どれだけ真実を語っているかの疑問は当然ある。
それを含めて製作者の側は、何れにも組することなく
得られた事実をそのままぽ~んと、観る側に放っている。
得られた事実をそのままぽ~んと、観る側に放っている。
あなた達が、どうにでも勝手に取って呉れて構わないよ、と
いう風に。
いう風に。
それもまた善し。