封切り九日目。
席数88の【SCREEN8】は満員。
人気番組「マネーモンスター」で紹介された株に投資したものの
株価が暴落、全財産を失った『カイル(ジャック・オコンネル)』が
武装して生放送中のスタジオに乱入、
司会の『リー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)』を人質に立てこもる。
株価が暴落、全財産を失った『カイル(ジャック・オコンネル)』が
武装して生放送中のスタジオに乱入、
司会の『リー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)』を人質に立てこもる。
最初の内は、怒りに任せての錯乱した行動とも取れる。
株の世界で勝った負けたはアリがちなゼロサムゲーム。
それで損をしたことの責任を他人に転嫁するのは如何か、と
思うわけだが、次第にこの暴落の裏には、何かトリックがあるのではないかと、
『リー』と番組のディレクター『パティ・フェン(ジュリア・ロバーツ)』は疑い始める。
株の世界で勝った負けたはアリがちなゼロサムゲーム。
それで損をしたことの責任を他人に転嫁するのは如何か、と
思うわけだが、次第にこの暴落の裏には、何かトリックがあるのではないかと、
『リー』と番組のディレクター『パティ・フェン(ジュリア・ロバーツ)』は疑い始める。
多少の強引さは垣間見えるものの、筋立て自体は
十分に練られている。
十分に練られている。
当初、関係の無さそうな幾つかのショットが挟み込まれるが
後になってそれが重要な要素であったコトが開陳され
編集の面でも手練れている。
後になってそれが重要な要素であったコトが開陳され
編集の面でも手練れている。
テレビ局側の二人と問題となった企業の女性広報が共に疑念を持ち
犯人に対して同時にシンパシーを感じ始める部分は
ややの唐突感もあるけれど。
犯人に対して同時にシンパシーを感じ始める部分は
ややの唐突感もあるけれど。
そして最初の内は突然の出来事に怯えるばかりであったのが
次第に司会者としての矜持と落ち着きを取り戻し、
最後には真実を求めるメディアの責任者としての顔に変容して行く
『ジョージ・クルーニー』流石の上手さだ。
次第に司会者としての矜持と落ち着きを取り戻し、
最後には真実を求めるメディアの責任者としての顔に変容して行く
『ジョージ・クルーニー』流石の上手さだ。
額に青筋を立てての『ジュリア・ロバーツ』の熱演もたいしたものだけどな。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆。
これからも類似の事件は起こり、
その度毎に自浄とも思える作用は働くだろうけど
実態は少数の投資家が利益を独占する魍魎の世界。
その度毎に自浄とも思える作用は働くだろうけど
実態は少数の投資家が利益を独占する魍魎の世界。
そういった場所に多くの国民を意図的に追い込もうとして
政策を打ち出す国も有るんだから
恐ろしいよね。
政策を打ち出す国も有るんだから
恐ろしいよね。