以前はそうではなかったはずだが、
エレベーターで一気に5階に上がろうとすると
事務所の在る2階で強制停止され、
事務員さんが待ち構えており
検温を促される。
まぁ平熱だし、
エレベーターのボタンを押す前には
ちゃんと手指の消毒をしているので問題ないんだが。
それにしても吃驚した。
標題展は昨年迄は”ShinPA”として開催されていたとの記憶。
今年からは装いも新たに、しかし出展作家の名前は見慣れたもの。
”現vs幻・うつつvsまぼろし展”との副題が付されながらも
面白い趣向が一つ。
5階のスペースには作品の制作過程をパネル化したものが
ずらりと並んでいる。
受付は3階に置かれているのだが、
先ずは5階に上がり、シャワー的に降りて来ると
見方が重層的になりより深まる感。
例を挙げると
『平良志季』の〔諱号す閻魔大王のネタ切れ〕。
勿論、タイトルを見ればくすりと笑ってしまうも、
描く前段階に服を用意し、それを着衣して確認しているなんて、
聞かなければ分からない内実。
『李倩』の〔人体の声〕も同様で、
医者が使う聴診器を準備とは作品と向き合えば
確かに成程ねぇと思ってしまう。
会期は~7月25日(日)まで。