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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

退任記念 深井隆展-7つの物語-@東京藝術大学美術館 2018年11月4日(日)

【本館】の【三階】全てのスペースを使い開催中。

展示作品には大作が多いので、やはりこれくらいの広さが必要なのだな
と思う。

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フライヤーや看板に載っているモノと共通のモチーフが約半数、
残り半分は椅子の背に壮大な翼が付いているモノとほぼほぼなっている。


後者の翼は熾天使の羽の様でもあり、
椅子の座面には黄金の林檎や
聖書を思わせる書物が置かれている。

そう言えば『ルシファー』は光輝く十二枚の翼を持っているらしいからな。


前者は古びた青銅を思わせるもの、或いは金色に輝くもの。
最初は、樹から彫り出された馬は
果たして一木なのかそれとも接いであるのかと
先ずは目を皿の様にして注視する。

しかし次第にそんなコトはどうでもよくなり
作品そのものが持つ雄渾さに心が魅かれて行く。


両者に属さない群として『羽衣』があり、
たぶん天女が関わる伝説を基にしているとは思うものの、
その大きさに圧倒されつつタイトルからの想起があまりにも嵌まって
異なる意味で驚いてしまう。