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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

刻まれた時間-もの語る存在@東京藝術大学美術館 2018年11月4日(日)

【本館地階】の半分を使い、彫刻作品がずらりと並ぶ。

とは言うものの必ずしも木彫だけではなく
硝子管を使用したもの、装置を使うもの、映像によるものと
表現は多様。

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三十名弱の作品は大小、所狭しと犇めいている。


その中では
『一井弘和』の〔曙草浮遊像〕
『舘山拓人』の〔空色の旅〕
『土屋仁応』の〔森〕
等の柔らかさを感じさせる作品が特に好き。

何れも技巧を凝らした写実力が素晴らしく、
本当に素材は木なんですかい、と
疑ってしまうほど。


或いは、『棚田康司』の〔12の現れた少女たち No.8〕のように
粗削りな原木の中にぽこっと
つるんとした少女の顔だけが現れる見せ方も面白いかも。


上階で開催されている
『深井隆』の作品もちゃあんと一点置かれているのもご愛敬。