封切り九日目。
席数122の【SCREEN11】は満員の盛況。
一言で表現すれば、
泣ける映画。
泣ける映画。
それは主演である子役『マッケナ・グレイス』の演技によるところが大きい。
撮影当時は十歳くらいか。
彼女が怒り涙するシーンでは
つられて貰い無きする観客が続出。
極めて良くあるシチュエーションにもかかわらず、だ。
つられて貰い無きする観客が続出。
極めて良くあるシチュエーションにもかかわらず、だ。
日本でも「天賦の才」との似た呼称があり、
古くから認識はされていたんだろうけど、
その才能を伸ばすシステムについてはお寒い限りかも。
古くから認識はされていたんだろうけど、
その才能を伸ばすシステムについてはお寒い限りかも。
一方そういった構造が、当の子供にとっては
本当に幸せなのかが?が本作の主題の一つ。
本当に幸せなのかが?が本作の主題の一つ。
才能を伸ばすことも大事ながら、愛情を注いでくれる人が身近に居るコトの
大切さ(例え、それが他人であっても)。
環境も勿論だけど、それを補って余り有るモノもあるでしょ、と。
大切さ(例え、それが他人であっても)。
環境も勿論だけど、それを補って余り有るモノもあるでしょ、と。
一方、社会を極端に体現する存在として祖母の『イヴリン(リンゼイ・ダンカン)』が登場する。
それは、社会貢献も勿論だが、自分が環境や時代故に果たせなかった夢の体現への
一方的な思いでもある。
一方的な思いでもある。
どちらのスタンスが正しいとは一概には言えない。
両者の言い分に頷けるモノがあるから。
両者の言い分に頷けるモノがあるから。
しかし一番大事なのは当の本人の気持ちであり
それを慮って最良の環境整備をすることが
全ての当事者にとってベストな選択なのは
まったくその通りだろう。
それを慮って最良の環境整備をすることが
全ての当事者にとってベストな選択なのは
まったくその通りだろう。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆★。
何しろ、その可愛さも半端なく
唯一の瑕疵は成長途中の為、撮影時に
前歯が抜けていたことくらいなんだから。
唯一の瑕疵は成長途中の為、撮影時に
前歯が抜けていたことくらいなんだから。