封切り十日目。
席数107の【CINE1】はほぼほぼ満員の盛況
それなりに幸せな生活を過ごして来た家族の団欒が
突然に断ち切られてしまう。
突然に断ち切られてしまう。
それもほんの一握りの悪意ある人達の
身勝手な思い込みのせいで。
身勝手な思い込みのせいで。
そうした時に我々はどのような行動を取るのか。
では本作の主人公はどうしたか。
しかし、夫の事務所に息子を預け外出した彼女が
戻った時に目にしたのは
酷く破壊された建物と、原形を留めないほどばらばらになった二人の遺体。
戻った時に目にしたのは
酷く破壊された建物と、原形を留めないほどばらばらになった二人の遺体。
『カティヤ』はネオナチの仕業であると確信し、
実際にそれらしい男女が逮捕され裁判が開かれる。
実際にそれらしい男女が逮捕され裁判が開かれる。
事件が起きるまでの優しい日常の描写、
そしてその後の一気の転調。
そしてその後の一気の転調。
この繋ぎがなかなか素晴らしい。
そして小規模ではあるものの裁判の場面の緊迫感と
主人公にシンパシーを感じている観客の側の義憤を煽らせる工夫も同様。
主人公にシンパシーを感じている観客の側の義憤を煽らせる工夫も同様。
そして正義が行使されると信じていた彼女を待っていたのは思わぬ判決。
それを受けて『カティヤ』はある行動に出て、更に幾つかの判断を下す。
それを受けて『カティヤ』はある行動に出て、更に幾つかの判断を下す。
それがそのまま本作のタイトルになるわけだが、
果たしてそれを我々はどう受け取るか。
果たしてそれを我々はどう受け取るか。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆★。
ココでの選択は
その何れにも属さないごく普通の主婦が
その場に立たされた時に取りうる一つではあるのかも。
その何れにも属さないごく普通の主婦が
その場に立たされた時に取りうる一つではあるのかも。