RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

女子美術大学 工芸専攻卒業・修了制作展 2018@スパイラルガーデン 2018年2月17日(土)

本展もまた
”五大美”への前哨戦との(個人的な)位置付け。

分野は{工芸}と、限定されてはいるんだけど。


イメージ 1



『曽田萌』の〔金魚〕が良い感じだ。

陶で造られたハンドボールほどもある
ぷっくりとした金魚の色は白と煉瓦色。

青海波や市松などの、古からある文様が
鱗の替わりに描かれ面白い。


似た様な発想は、奥のスペースに展示されている
高橋萌奈』の〔花鯨の群れ〕も同様。

ただタイトルから判る通り、こちらは鯨だけどね。


{陶}の分野では『渕上彩』の〔地底人〕も笑っちゃう。

随分と小っちゃい「地底人」は大きさの対比では
蟻んこほどか。

それがイマっぽい仕草でわらわらと溢れる様に
小石の間に屯っている。

比較の為だろう、人間の履いているスニーカーが
尺比を合わせて置かれている。

その質感が素晴らしい。


やはり{陶}で『大田あかね』による
〔日々の流れ 人のなみ 再びゆくさき〕は
ワインなどのボトルを模したもの。

この釉薬の色合いが素晴らしくて
視線がすっと吸い込まれそうになる。


会期は~2月20日(火)まで。