RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

キングコング 髑髏島の巨神@TOHOシネマズ新宿 2017年4月1日(土)

封切り七日目。

席数128の【SCREEN3】の入りは満員。


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若い頃だったら、封切り館で観ることはなく
二番館に落ちるのを待っていたであろう一本。

でもこれくらいの歳になると、
思わず頭を抱えてしまう文芸モノと同じくらいの比率で
頭を空っぽにして楽しめる作品も観ておかないと
ココロのバランスが取れない気がする。


それにしても、ハリウッドの大作は
なんともサービス満点。

なかなか正体を見せない日本の怪獣映画とは違い
初手から『キング・コング』が姿を見せる大盤振る舞い。

加えて全編の半分以上が怪獣対怪獣または
人間対怪獣のバトルシーンで、
まさに息つく暇もないくらい。

新手の怪獣も続々と現れ
本邦で言えば〔ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘〕か
或いはアチラの作品であれば〔SF巨大生物の島〕かと言うくらいの
オンパーレード。


そして時代の設定を1973年とした為に、
我々は「ベトナム戦争」の残滓を
映像の其処此処に見る。

特に〔地獄の黙示録〕との共通項は挙げて行けばキリが無い。


唯一残念だったのは
ヘリコプター部隊と『コング』との最初の遭遇の場面で、
最初の一機がやられた時点で、もっと距離を取るだろう
フツーは、とも思うのだが、
その後の『パッカード大佐(サミュエル・L・ジャクソン)』の
偏執的とも思われる『コング』への敵対心を
観客の側が納得するためには、どうしても必要な
犠牲だったのかもしれない。

もっとも、ベトナムからの撤退を余儀なくされた
職業軍人のやり場のない無念さや
自身の部下への家族愛に近い思いをぶつける先として
目の前に都合良く巨大生物が現われた、とも言えるが。


評価は、☆五点満点で☆☆☆☆。


上映館の入り口に
エンドロール後も映像が流れる旨の告知がある為
本編が終わっても、誰も席を立たない。

そして、それは、
特段たいした内容でもなく
〔MARVEL〕モノにアリがち、とでも表現すれば良いか。

ちなみに標題館の外壁は
只今、こんな感じになっている。

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爆笑!!