封切り七日目。
席数73の【SCREEN12】は満員。

一旦「リセット」と唱えれば
最大で三日間時間が巻き戻る。
最大で三日間時間が巻き戻る。
幾つかの制限事項も加わっているので
設定自体は面白い。
設定自体は面白い。
しかし本編では、それが初手から大いなる矛盾を抱え込んでしまっている。
唱えた本人ですら、時間が退行した時には「リセット」した記憶が無くなるため
「絶対的な記憶能力」を持つ『浅井ケイ(野村周平)』とのペアでなければ
その能力は意味を持たないハズなのに、
『春埼美空(黒島結菜)』は『ケイ』と初対面の時に
自分がチカラを発動した時のことをなぜ憶えている、との疑問。
唱えた本人ですら、時間が退行した時には「リセット」した記憶が無くなるため
「絶対的な記憶能力」を持つ『浅井ケイ(野村周平)』とのペアでなければ
その能力は意味を持たないハズなのに、
『春埼美空(黒島結菜)』は『ケイ』と初対面の時に
自分がチカラを発動した時のことをなぜ憶えている、との疑問。
一人が一つだけの能力を持つとのシバリも実は良く出来ていて、
複数の人間が集まらないとコトを成しえない前提になるのだが、
そこでも矛盾はたっぷりと出て来て、
「リセット」と「セーブ」の二つを持つことは、百歩譲って許容するにしても
能力が「対象消失」のハズなのにリセット後も記憶が保持できていたり
現在で得たモノを過去に持ち帰れたりと、
もうやりたい放題。
複数の人間が集まらないとコトを成しえない前提になるのだが、
そこでも矛盾はたっぷりと出て来て、
「リセット」と「セーブ」の二つを持つことは、百歩譲って許容するにしても
能力が「対象消失」のハズなのにリセット後も記憶が保持できていたり
現在で得たモノを過去に持ち帰れたりと、
もうやりたい放題。
あまつさえ、「能力をコピーする」能力を持つ人間が出て来た日にゃ、
大勢が集まって行動する意味すらなくなっちゃうでしょ、と
もう構成がぐずぐず状態。
大勢が集まって行動する意味すらなくなっちゃうでしょ、と
もう構成がぐずぐず状態。
基本的にはデッキを作って臨む
カードゲームと同じ仕立てなわけで
その組み合わせが妙味な訳だから、
もっとフェアに観る側に相対して貰わないといかんでしょ。
カードゲームと同じ仕立てなわけで
その組み合わせが妙味な訳だから、
もっとフェアに観る側に相対して貰わないといかんでしょ。
〔後編〕で何らかの収斂を見ると想定される
「管理局」が絡む陰謀らしきものの存在にしても、
そう言った筋書きにしないと盛り上がりに欠けるからだろうけど
取って付けたようで釈然とはしないし。
「管理局」が絡む陰謀らしきものの存在にしても、
そう言った筋書きにしないと盛り上がりに欠けるからだろうけど
取って付けたようで釈然とはしないし。
評価は、☆五点満点で☆☆☆★。
魅力的な各要件を奔放に広げてみせるならまだしも
ご都合主義に使い過ぎているので、矛盾が其処此処で露呈してしまい
物語り世界に没入しきれない、要は脚本がまるっきりなっていない。
ご都合主義に使い過ぎているので、矛盾が其処此処で露呈してしまい
物語り世界に没入しきれない、要は脚本がまるっきりなっていない。
聖杯で飲んだ聖水の不老不死の効力は
聖域内に限られる、とゆ~やつだね。
聖域内に限られる、とゆ~やつだね。