RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

TOPコレクション 東京・TOKYO@東京都写真美術館 2017年1月2日(月)

本日全館無料の日。
ホントに有り難い。

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なのでエレベーターで三階に上がり、
標題展から順番に、下に向かって観て行くことにする。


「総合開館20周年記念」との副題が冠されている。
会期は~1月29日(日)まで


会場内に一歩足を踏み入れ、
人が多いのに驚く。

小さいサイズの写真が多く並んでいることも一因かもしれない。
殆どの人がキャプションに目を通しながら、
静々と行儀良く進んで行く。

なのでこちとらは、あまり順番には囚われず、
適当な処にすっと入り込み、行き来しながら全体を俯瞰する。


全部で四十一名の作品は、ほんの一点だけのケースもあるし
小さな回顧展に近い趣きの場合もあるが
そのテーマ「東京」だけは、(たぶん)共通のハズ。

なぜに「たぶん」と括弧書きにしたかと言えば
我々を迎える最初の一葉は『林忠彦』による
あまりにも有名な〔太宰治@ルパン〕のそれだから。

もっともこれが撮られたのは銀座のバーなので
場所は「東京」に違いは無いけれど。


ある意味凄いと感動したのは『ホンマタカシ』による
〔Tokyo and My Daughter〕。

1999年に生まれた愛娘の2010年までの成長記録のポートレイト。
小部屋が一室あてがわれ、相当数が並んでいる。

生年から換算すれば、現時点では十八歳くらいになっているハズ。

自身の幼い頃のあれこれを、この様なカタチで
衆人のもとに晒されるなんて・・・・。

写真家の親を持ったことによる不幸?


最終室には『林ナツミ』や『本城直季』の作品も並ぶ。

特に『林ナツミ』。
〔本日の浮遊〕の新作はなかなかお目に掛れず
ユニットである『原久路 and 林ナツミ』による
〔少女シリーズ〕ばかりが更新されるのは如何なものか。