RollingStoneGathersNoMoss文化部

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時代を語る林忠彦の仕事@FUJIFILM SQUARE 2018年5月6日(日)

”昭和が生んだ写真・怪物”との副題が付けられ
【写真歴史博物館】で開催中の標題展

会期は前後期に分かれて
第1部 4月1日(日)~5月31日(木)
第2部 6月1日(金)~7月31日(火)

企画展名も各々が
第1部 激動の昭和をフィルムに写し込んだ
第2部 日本文化の原風景をフィルムに写し込んだ


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で、『林忠彦』と言えば
あまりにも有名な『太宰治』や『織田作之助』のポートレイトだけど、
本展ではその半数以上が戦後の荒廃した状況から立ち上がろうとする
日本の街角を写したもの。

でも見どころの一つはやはりその『太宰』の写真にあり、
我々が普段見ている一枚は横をトリミングして縦長にしたものらしく
今回の展示ではその前の状態が初披露とか。

成る程L字型のカウンターの斜向かいに
背中を向けて座っている人物の姿が見て取れる。

参考としてトリミング後の写真も同時に掲示され
その違いが歴然と判る趣向。

こうしてみると確かに、他に人物がいない方が
より印象が強いかも。

これも一種の情報操作になるんだろうか。