本日初日。
席数244の【CINE 7】は九割方の入りで盛況。
「R15+」指定と言うこともあり
客層は高めに振れているが、
これ程観客の劇場に来る理由がばらけている作品も
珍しいんじゃないか。
客層は高めに振れているが、
これ程観客の劇場に来る理由がばらけている作品も
珍しいんじゃないか。
主演女優の二人、主演男優、原作、ゾンビもの、
そして単純に映画好き、と。
そして単純に映画好き、と。
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/j/jyn1/20190905/20190905231326.jpg)
それは要は、ヘタレであること。
徹頭徹尾ダメ男で、観ていて歯痒くなるほど。
徹頭徹尾ダメ男で、観ていて歯痒くなるほど。
でも考えてみれば、これこそが当たり前。
突然に超常的なチカラを発揮する方が
おかしなハナシ。
突然に超常的なチカラを発揮する方が
おかしなハナシ。
あくまでもフツーで押し通すことが
プロットに斬新さを与えている。
プロットに斬新さを与えている。
出版社への持ち込みも鼻であしらわれ、
名前さえ憶えて貰えない。
名前さえ憶えて貰えない。
挙句の果てに、同棲相手からも三行半、
部屋から追い出される始末。
部屋から追い出される始末。
危機に陥っても、それは変わらない。
ひたすらあたふたし、謝り続け、逃げるばかり。
何時になったら決然として立ち上がってくれるのか、
観客は固唾を呑んで見守り続けるのだが・・・・。
ひたすらあたふたし、謝り続け、逃げるばかり。
何時になったら決然として立ち上がってくれるのか、
観客は固唾を呑んで見守り続けるのだが・・・・。
それでもやっぱり、彼はヒーローなのだ。
ましてや前者は、今乗りに乗っているのに
輝きが霞んでしまうほど。
輝きが霞んでしまうほど。
そう、これはやはり『大泉洋』の為の一本なのだ。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆☆。
そして〔ワールド・ウォーZ〕のような唾棄すべき作品とは一線を画す
スリル溢れる一本になっている。
スリル溢れる一本になっている。
特に、変にCGに頼らず、特殊メイクの人間を大量に動員したことで
緊迫感に満ち満ちたシーンが連続するのは素晴らしい。
緊迫感に満ち満ちたシーンが連続するのは素晴らしい。
カーアクションのシークエンスも上々。
合成の技術はイマイチだけど、スピード感と
車が豪勢に壊れて、
やればできるんじゃん日本映画も、と妙に感心したり。
合成の技術はイマイチだけど、スピード感と
車が豪勢に壊れて、
やればできるんじゃん日本映画も、と妙に感心したり。
それにしても、笑い処は都度都度あるのに
なんでかしら場内にはくすりとの声さえ上がらない。
なんでかしら場内にはくすりとの声さえ上がらない。
独り笑っている自分が、なんだか浮いた存在になってしまった。