柴田敏雄 写真展：Bridge＠キヤノンギャラリーＳ 2016年4月16日（土）

天気の良い休日の昼時、ということもあろうか
随分と人の入りが良い。

自分が滞廊中だけでも七～八人。

ただ、大き目の写真が多いせいだろう、
殆どの人はささっと目を通すだけで立ち去って行く。

しかし、これ、仔細に観て行くとかなり面白い。

冒頭のキャプションで
ベルギーの建築家『ローラン・ネイ』が設計した橋の数々を
撮影したものであることにふれられている。

氏は同時に構造エンジニアでもある。

全体よりも部分部分に着目し
ディテールをアップにした作品がほとんど。

基本的な機能は当然充たしながらも
有機的なフォルムや、一見、用途さえ不明な装飾に近い構造物が
何とも美しい。

写真家はそれらを、きっちりと把握し
阿吽の呼吸で撮影している様で、どうにも見飽きない。

会期は～5月17日（火）まで。