封切り二日目。
席数290の【CINE 4】の入りは八割ほどで盛況。
席数290の【CINE 4】の入りは八割ほどで盛況。
客層は中高年の女子が圧倒的。
そんな彼女が創作の上でもパートナーであった恋人から
手酷い裏切りを受けるソングライターを演じる。
手酷い裏切りを受けるソングライターを演じる。
自分が有名になることで舞い上がり、糟糠の妻を捨てる
とは良くあるハナシだが、『グレタ』も心ならずもそんな目に遭ってしまう。
とは良くあるハナシだが、『グレタ』も心ならずもそんな目に遭ってしまう。
もう一方の主人公『ダン(マーク・ラファロ)』は嘗ての敏腕プロデユーサー。
しかしここ数年は目立ったアーティストを発掘できておらず酒びたりに。
ついには自分が立ち上げたレーベルの共同経営者からクビを言い渡されてしまう。
しかしここ数年は目立ったアーティストを発掘できておらず酒びたりに。
ついには自分が立ち上げたレーベルの共同経営者からクビを言い渡されてしまう。
その二人がNYの街角で出会う。
そこから物語が動き出す。
ちょっと捻りのある、ボーイ・ミーツ・ガールのような導入部。
そこから物語が動き出す。
ちょっと捻りのある、ボーイ・ミーツ・ガールのような導入部。
ジャストアイディアながら、売り込みのデモを制作するために
『グレタ』の曲をNYの各所で一発テイクをする件は
近隣の住民も巻き込み、観ていてもココロが浮き立つ。
『グレタ』の曲をNYの各所で一発テイクをする件は
近隣の住民も巻き込み、観ていてもココロが浮き立つ。
併せて、二人の過去の物語もカットバックや対話を通して挟み込まれ、
思わず同情するその内容は、
先の音楽の軽快さと鮮やかな対比を成す手練れた造り。
思わず同情するその内容は、
先の音楽の軽快さと鮮やかな対比を成す手練れた造り。
出来上がったCDを手に売り込みに向かう二人だが、
この後のストーリーはあくまでも余禄。
この後のストーリーはあくまでも余禄。
評価は☆五点満点で☆☆☆☆。
街角の、市井の人々と共にレコーディングする時間の描写は
きらきらとして、観ていて眩しいくらい。
きらきらとして、観ていて眩しいくらい。
そしてそれが、二人の主人公が昔の自分の原点を取り戻すための
美しい過程であったことが観終わってから理解できる。
美しい過程であったことが観終わってから理解できる。