前期:7月17日(土)~8月15日(日)
後期:8月19日(木)~9月20日(月)
で開催され、訪問日は後期の最終日。
ホントは当然前期も行きたかったんだけど、
情報を仕入れるのが遅かった上に都合が付かず・・・・。
それでも通期で合わせて400点が並び
しかも無料とくれば、行かない手はない。
直近の『巴水』人気や、前述の理由もあってか、
開館間もない時間に入り込んだのに
場内は最早そこそこの人の入り。
展示されているのは版画は勿論乍ら
対になる写生帖も。
両者を見比べれば、写生の時点で既にして精緻な描写、
構図もびしっと決まっている。
その中に、「破」とでも表現すれば良いか、
人物を差し込んで面白さを表出していたり。
鮮やかな色調が目にも嬉しいが、
個人的には黒い夜よりも、蒼い夜の色調が好き。
これだけ画の巧い人だから、肉筆画も多くしただろうに
展示されているのは一枚のみ。
おそらく、受注制作は、発注者の元に秘蔵されているのだろうな。
それにしても『巴水』の展示は折に触れてされているようだけど、
これだけの物量を無料で見せてくれるなんて、
素晴らしい英断だぞ、大田区!