RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

第13回恵比寿映像祭@東京都写真美術館 2021年2月13日(土)

今回のタイトルは”映像の気持ち”。
展示も常よりも映像に寄せた内容となっている。

会期は2月5日(金)~21日(日)も、

前日にWebサイトをチェックしていたら
事前予約が必要なことが判明。

入場は一時間タームで
滞在可能時間は二時間まで。

実際の展示もそれを勘案してか、
短尺の作品が多かったな、が印象。

なにはともあれ、一番早い時間を指定し、
10時ちょっと前に着くと既に八人が並んでいる。

単位当たりの入場者数は判然としないけど、
何とも熱心なことだなぁ。

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【3F】で先ず出迎えるのは
リュミエール兄弟』の作品集。

電車が駅に着いたり、工場から人が出て来る情景を写した映像を繋ぎ合わせた
最早お馴染みのもの。

今となっては変哲もないけれど、当時の人々の驚きは
いか程のものだったか。

映像の原点を示すにはぴったりの展示。


その真逆に在るのが【2F】の
『赤松正行+ARARTプロジェクト』。

入場時にiPhoneが貸し出され、
それを作品にかざすとディスプレにはARによる画像が映し出される。

花が開いて萎れる迄の過程を15秒に纏めたものだったり
伝説の登場人物が動くものだったりと、随分と楽しい。

何もないはずの天井空間にカメラを向ければ
鯨や飛行船が浮遊していたり。


やはり【3F】に展示されている
『シシヤマザキ』のアニメーションも面白い。

自身の動きをトレースし、水彩画風に仕上げており
タイトルの《とにかくなにかをはじめよう》とは裏腹に
軽い脱力感あえ漂うかも。


興味の向く展示だけをゆっくり観て
ざっと一時間弱ほどの滞在時間。


後で気付いたんだけど【1Fホール】では
有料で『湯浅政明』の〔マインド・ゲーム〕等が上映されてたのね。

時間が合えば、鑑賞したいものだったが・・・・。