RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

第12回恵比寿映像祭@東京都写真美術館 2020年2月22日(土)

23日(日)が最終日。

今回のお題は「時間を想像する」。

f:id:jyn1:20200223100513j:plain

元々、写真や映像による表現は
「時間」という概念と相性が良いと思われ
なぜ今まで取り上げられなかったのかが不思議。

もっともあまりに突きつめると観念的になり過ぎて
何を言いたかったのかがさっぱり解らない
独りよがりの作品になる可能性も。


もっとも多くの人を集めていたのが
『minim++』の〔Tool’s Life ~道具の隠れた正体〕、で
2001年の作品も、これは以前に体験済み。

円盤の上に置かれた道具類に振れると、そこから様々な影が出て来る
インタラクティヴ・インスタレーション

蜥蜴が出てきて走り去ったり、鎌状のものが現れたりと、やはりアイディア。

日本に古来から有る「付喪神」の概念も思い起こされ、
楽しさも相俟って、これは人気だろう。


映像で面白かったのは同じ【3F】にある
『スタン・ダグラス』の〔ドッペルゲンガー〕で「量子もつれ」を扱った映像作品。

ある特殊な実験の結果、もう一人の自分が出現してしまい、
片方は(実験の)成功者と称えられ、もう片方は侵略者として咎められる、
どちらも同じ「自分」なのに・・・・。


連携プログラムやオフサイト展示も含めれば
とても一日では回り切れぬ

何年か先に時間が出来たら、是非にと思うも、
その時まで本企画が続くと良いなぁ。

www.yebizo.com