最上階の【本館展示室3,4】を使用し、
展示スペースも広大なら並んでいる作品も膨大。
直近の作は勿論ながら、古くは作家蔵の
(添えられたキャプションから)高校時代と思われるものまで
で計百点ほど。
さながら回顧展の趣き。
でもこうして名を残す人って、
昔の画力すらやはり半端ないよね。
大作の屏風とその下図を併せて展示する仕掛けも良かったけど、
一番にぐっと来たのは
素描やスケッチ然としたさっと画かれたそれ。
題材の多くを藝大の周辺から取っていたり、
遠隔地の鄙びた場所でも定点観測的に暦年で追ってみたりと
写真を撮る代わりに、こうしてさっっと紙に写し取れる才能って
毎度のことながらホント羨ましい。
会期は~10月24日(木)まで。